こんにちは!もちねこです 「Cheese!【電子版特典付き】 2022年1月号」より「王の獣」の紹介をしています
もちねこ
前回のあらすじ
皇帝につけられた蘇月の首輪を外すため
異国の商人アーキルと会う天耀さまと藍月たち
5巻 | 16話 | 17話 | 18話 | 19話 |
6巻 | 20話 | 21話 | 22話 | 23話 |
7巻 | 24話 | 25話 | 26話 | 27話 |
8巻 | 28話 | 29話 | 30話 | 31話 |
9巻 | 32話 | 33話 | 34話 |
「王の獣」第35話 あらすじネタバレ
その首輪は外せない
西方の国・リトアネルからやってきた商人のアーキル
蘇月の首輪を見て異国の言葉でブツブツ話し出す
その様子を見ていた天耀さまが「あの・・・」と話しかける
アーキルは、「すみません・・・この国の言葉は不慣れで・・・」と返事をする
すると、天耀さまは、アーキルと同じ異国の言葉を使って「口が重いのは言葉のせいだけではありませんね」と答える
つづけて江凱さまも、同じ異国の言葉で「条件があるならきこう」という
アーキルは、まいったなって様子で、「結論から言うと、その首輪を外すことはできない」と答える
秘法を手に入れたい
この首輪は、リトアネルで採れる希少な「レチナ」という鉱石でできている
「レチナ」は、非常に硬い鉱石で、熱にも強い
研磨すると美しく輝くため宝飾として使われることがある石だが、熱で溶けない以上、このような首輪のような形にするのは不可能なはず・・・
アーキルの説明を聞いて、「待て!待て!」と事態の深刻さに気付く江凱
それほど硬い鉱石を何かしらの秘法を使い首輪を作ったのだとしたら・・・?
その秘法を使えば、レチナを使って最強の武具が作れる
リトアネルではすでに、そういう秘法があるらしいという情報を手に入れているが、どこの国がその秘法を手にしているかによって、今後戦争が起こる可能性もある
リトアネルとしては、なにがなんでも秘法の情報に近づく手がかりがほしい
蘇月に向かって「そなたはその首輪の成型方法を見ているはずだ」というアーキル
蘇月の首輪にはつなぎ目がない
つまり、蘇月の目の前で何かしらの方法で、レチナを首輪の形に成型したはず・・・
「首輪をつけたときの記憶がないのだな?」と確認するアーキル
蘇月は、「自分は覚えていない・・・」と思う
この首輪をつけられた後に、生まれた蘇月の別人格だからだ
蘇月の中には、「本当の蘇月」がいる
「本当の蘇月」は、いまだ、出てこない
なぜ、「本当の蘇月」がでてこないのか?
悩む蘇月
アーキルは、レチナの融解方法を蘇月の持つ記憶から知ることができれば、この国にも悪いようにはしないと約束しよう。という
アーキルの言葉は、ただの商人のセリフではないと思う天耀さま
「あなたは何者ですか?」と聞くと、アーキルは、自分はリトアネル第5王子だと名乗る
「協力していただければ相応のお返しはする」と約束するのです
もちねこ
自分は何者なのか?
蘇月の首輪を外すヒントをもらいたいと商人に会いに行ったら、とんでもない展開になってため息をつく江凱さま
天耀さまは、結局、蘇月の首輪をとることができず、もうしわけなさそう
蘇月は気にしていない
翌朝・・・
蘇月の部屋で、身体をくっつけながらすやすや眠る藍月と蘇月
その姿を見て、「尊い」と感動する天耀さま
藍月の顔をなでなでする
すると、藍月が天耀さまの手に顔をすりよせて、「てんようさまのにおい」と寝言を言う
藍月の寝言にギュンギュンする天耀さま
ちょっとだけ・・・と藍月にキスをしようと顔を寄せると・・・
それをじっと見ている蘇月と目が合う
蘇月の視線に「すみませんでした・・・」と顔を引き離す天耀さま
午後になって、藍月や天耀さまが蘇月の元におやつを持ってくる
おやつを半分こして食べる蘇月と藍月
その姿を「眩しい・・・」と目を細めて眺める天耀さま
和やかでたのしい時間が流れる
けれど・・・
楽しい時間を過ごす蘇月は、「ここにいるべきなのは“俺”じゃないのに・・・」と思う
自分は一体なにものなのか?と悩むのです
もちねこ
首輪をつけた頃に、別人格の蘇月が生まれたようです
別人格の蘇月には、首輪をつけられた時の記憶がない
別人格の蘇月は、蘇月であって蘇月じゃないという展開に、ちょっと頭が混乱しかけちゃいました
レチナという鉱石のお話は面白かったですが・・・
これは、首輪を作った皇帝に聞いたら、もう少し情報を得られるのでは?という気がするのですが・・・
どうなんでしょうか?