複雑過ぎる!それでも面白い!「マロニエ王国の七人の騎士」まとめ

IMG

こんにちは!もちねこです

わたくし、少女漫画畑で育ってきた大人女子で、相当な数のマンガを子供の頃から数々と読破してきました

が、実は、特殊設定のファンタジーマンガが少々苦手でして・・・

ぶっちゃけ・・・わたし、あまり頭がよくなくてですね・・・ファンタジー特有の複雑な設定を理解しようとして脳内でパンクしそうになっちゃうんですよー汗

バーーーーンッ!!!!てね・・・

だから、「マロニエ王国の7人の騎士」が、「このマンガおもしろい 2018」オンナ編部門1位だったと知って、ソッコー買ったんですが、ほぼ未読のままずっと置きっぱなしだったんですね・・・

お友達から「面白いよー」って聞いては気になりつつ・・・設定を噛み砕くのがめんどくさいなぁ・・・って感じで放置です

けど、先月、2巻が配信されたのをきっかけに「読んでみよう!!」と再挑戦!!!!

挑戦しては・・・・撃沈

挑戦しては撃沈!!!!を何度も繰り返し・・・

ようやく!ようやく!!!!

「あ!!むっちゃ!!!面白いやん!!!!!」ってところにたどり着きました!!!
(「あ!面白い!!」ってなった瞬間、すごく、感動しましたよー!!)

ファンタジーが苦手な人は設定を噛み砕くのが大変だと思うが読む価値有り!

もうねー・・・登場人物が多すぎやろー!!これ!!!

開始数ページで、登場するのがまず個性豊かな7人の息子ですよ?

その7人の名前と顔を一致さえるだけで「フゥゥゥゥ・・・フゥゥゥ・・・」って感じで・・・・

あと、岩本ナオ先生って・・・時々、言い回しが素直じゃないんですよ

「え?これは誰のセリフ?なんのこと言ってるの?」ってところがところどころにあるんですよねー

それを拾うのも大変だった!!!!

ドラマを盛り上げるための演出なんでしょうけど、このところどころにある台詞回しの複雑さ・・・

単純脳のわたしには、まるで“文学”のようでした・・・・

え?もしかして、そんなこと思っているのわたしだけですかね?

まあ、何が言いたいかと言うと、相当、マンガを読む力を持っていない限り、1巻を一読で理解するのは難しいです

でもでも!!それを乗り越えた先に、「むっちゃ!!面白いやん!!」が待っているんですよ

もうすごいですよね!むっちゃコーフンしました!!!

では、本日は「マロニエ王国の7人の騎士」が未読の方のために、わたしのようにファンタジーマンガは設定の複雑さがどうも・・・と敬遠している方のために、わかりやすくこの世界観を説明してみたいと思います

わかりやすくストーリーを紹介します

舞台となるマロニエ王国について

IMG

画像出典:(マロニエ王国の七人の騎士」1巻より

マロニエ王国は周りに7つの国に囲まえた王国

今では農作物が豊かな国だが20年前には雹が国を覆う大恐慌があったらしい

そのマロニエ王国には国王がいて、その下に 国王に継ぐ領土を持つ城代がいて、さらに女将軍のバリバラがいる

城代とバリバラのふたりを中心に外交を行っているが、他国の中にはマロニエを占領することで周りの国を従わせたいと思っている国もある

つまり、表面上は8つの国は仲良くやっているが、水面下では、どの国も何を考えているのかが全くわからないという感じなのです

今年は建国2000年のメモリアルイヤー

第一話で、女将軍バリバラが「今年は建国2000年のメモリアルイヤー」というめでたい年であることを7人の息子たちにいいます

女将軍のバリバラは、周囲の7つの国に一人づつ、自分の子供達を騎士長といて大使として出向かせ、友好関係を深めてくるように命じます

国同士の戦いにいつ発展してもおかしくない状況下で大使として出向くという設定が緊張感があってハラハラします

あと、8つの国、それぞれに摩訶不思議な特徴があるのにも注目したい。

7人の息子たちは、みんなそれぞれに特殊能力があり、その国に行けば、持っている特殊能力がなにかに役立ちそう予感があります

バリバラの7人の息子について

この7人の息子の名前がほんと覚えるのが大変でした

セリフの中にあっても、一瞬、文章なのか?名前なのか?一瞬考えちゃうんですよ・・・

なんで、こんな名前にしちゃったんだろう?って思うんですけど、それぞれのキャラクターの特徴がそのまま名前になっているので、作品を読んでいる最中に「あ。この人、こういう特殊能力があったなー」って思い出すというメリットもありました

IMG
長男「眠くない」
名前の通り、あまり眠らない。そして、周りの人を一瞬で眠らせるという特殊能力を持つ。1巻の途中から主役をしています。大使として出向いた国は「夜の長い国」

IMG
次男「博愛」
名前の通り、プレイボーイ。特殊能力はまだよくわからない

IMG
3男「暑がりや」
名前の通り、暑がりやさん

IMG
4男「寒がりや」
名前の通り、寒がりやさん。1巻の初めで主役をやっています。身分違いの片想いに落ちていますが、身分違いなことに気づいていません

IMG
5男「獣使い」
名前の通り、動物の気持ちがわかったりする
IMG
6男「剣自慢」」
名前の通り、剣の腕がすごい

IMG
7男「ハラペコ」
彼がお腹がすいたというと周りが大慌てするので、お腹がへるとなにか起こるのかも・・・!性根がやさしい男の子です

1巻の第1話と第2話は4男の「寒がりや」が主人公です

4男は、ヘタレだけど一生懸命なところがかなりの好感度な男の子

そして、1巻の第3話から2巻までは長男の「眠くない」が主人公となっています

こちらは長男とあって、頼れる男性でありつつ、兄弟愛が異常に深いという欠点もある男性

でも、その欠点が「かわいらしい」って思える男性なんです

ラブの部分

4男「寒がりや」の場合

「寒がりや」の恋のお相手は・・・なんとこの国のお姫様

お姫様が身分を偽り男装をし、「寒がりや」を共にして森へと遊びに行きます

「寒がりや」はそこでお姫様に恋に落ちるのです

お姫様は男装しているのにねー

でも、「寒がりや」は、もしかして女の子なのかも!!って気づいちゃうんですよ

会話の流れで、お姫様が見合いをすると、事故や事件が起こり、話が一向に進まないという相談を受けるます

そして、姫の側にいる「寒がりや」の身にも不穏な出来事が起こります

どうも、お姫様に近づことを邪魔している何かがあるのです

お姫様に「自分が絶対に解決します」と力強くいう「寒がりや」だけど・・・でも、この時点で、まだ、自分の恋のお相手がこの国の「お姫様」だとは知らない

とにかく寒がり屋さんで役にたたない4男

自分の不甲斐なさに凹みながらも、姫に近寄る不穏な力に立ち向かうぞ!!って決心したところで、一旦、このお話は終わっています

長男「眠くない」の場合

長男の「眠くない」のお相手は城代の一人娘エレオノーラ(通称・エリー)

親が決めた婚約者です

エリーは、とにかく男勝りで騎士団のひとりとして名前を連ねるほどのおてんば娘

自分のことを「俺」呼びしちゃいます

女の子らしいことやふるまいが大嫌いで、恋愛ごとには疎く「眠くない」が自分との結婚を承諾したことについても、子供の頃からの幼馴染の延長として、親に押し付けられて「結婚」すると思っている

そして、エリーにとっての「眠くない」は、子供の頃からの大事な幼馴染で、守ってあげたい相手なのです

ふたりして隣国である「夜の長い国」へと騎士団としていくふたり

そこで、トラブルに巻き込まれますが、エリーが果敢に「眠くない」を助けるために戦っています

ここ!!ひょえー!!女の子が戦うマンガなんだ!!!ってちょっと驚いちゃいました!!

けど、このエリーがむちゃくちゃかっこいいんです!!

キュンポイントは、子供の頃の関係のまま友達の延長として「結婚」をするつもりだったはずなのに、最近、めっきりと「眠くない」が男らしくなってきたことにドキドキしはじめてるエリーの姿

自分の中で生まれた衝動やドキドキを、エリーは、まだ「恋」だとは気づいていません

そして、「眠くない」は、たぶん、エリーのことがすごく好きだと思う

エリーに向ける深い愛や嫉妬を時々見せてくるところがサイコーにキュンってくるんです

完全に気持ちがすれ違っているふたりのラブはかなりたのしめます

最後に

西洋風でありながらどこか不思議の国へ迷い込んだかのような衣装や特殊設定・緻密な描写の数々は、岩本ナオ先生だからこそ描ける世界観だと思います

そして、次々でてくる謎を追いかけつつ、登場人物の恋を描いているというのがなんとも読み応えがある作品だと思います

ちなみにもちねこの場合・・・どこから面白く感じたかとカミングアウトをすると・・・・

2巻からです!!!!!!

わたしの場合は、本当にファンタジーが苦手なので、あまり参考にならないかもしれませんが・・・

今では続きが気になって仕方ない作品となっています

電子試し読みはこちらから

【honto】マロニエ王国の七人の騎士を大人買い

【Kindle】マロニエ王国の七人の騎士を大人買い