第30話!ネタバレ感想「王の獣」8巻

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こんにちは!もちねこです

「Cheese!2021年8月号」より「王の獣」の紹介をしています

もちねこ

この物語は・・・

人間の支配下に獣の特性を持った「亜人」たちがいる世界で、弟の仇をとるため亜人の少女・藍月(らんげつ)が女であることを隠し、第四皇子・天耀(てんよう)の従獣となる異世界ファンタジーです

前回のあらすじ

ふりかえり

異能を覚醒させた藍月

璃琳の協力のもと

蘇月奪還に動き出すが・・・

注意
この記事はネタバレが含まれます。
ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします
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「王の獣」第30話 あらすじネタバレ

後宮へ忍び込むために

後宮にいる母に探りを入れた璃琳によると、後宮には皇帝陛下が足しげく通う誰も顔を知らない妃がいるらしい

それが蘇月ではないかという璃琳

でも、その妃の部屋は誰にもわからないと話す

それを聞いた藍月は、自分が後宮へ行きたいと言う

璃琳に手伝ってもらって、後宮へ入り込むため侍女に変装する藍月

捕らわれの身となった蘇月は自分を責めている?

もちねこ

ここからは蘇月の回想です

幼い蘇月は双子の姉と離れ離れになって皇宮に連れてこられとにかく恐ろしかった

だけど、目の前に現れた第四皇子(天耀さま)はやさしくて温かくて・・・

天耀さまのそばの居心地のよさに、姉に会いたいとお願いするのはもう少し後にしよう・・・と思い始める蘇月

さらに、天耀さまに大事にされることで皇族である璃琳がうらやましそうに蘇月のことを見てきて・・・

蘇月の中に優越感がわきあがってくる


 

大人になった蘇月は、暗闇の中にいる

囚われの身となった蘇月

これは、その時、思いあがった自分への罰なのだ・・・と暗闇の中で思っている

暗闇で横たわる蘇月の周りには、蘇月の別人格である蘇月がふたりいて、自分を責める蘇月のことを慰めている

 

横たわる蘇月の身体に、痛みが走る

起きようとする蘇月

それを止める別人格の蘇月たち

お前がダメなら姉を試してみよう

目覚めた蘇月は、腹部に走る痛みにうめき声をあげる

もちねこ

蘇月の腹部は血だらけになっている~

「いたい・・・いたい・・・」と苦しむ蘇月のそばには皇帝の従獣・彊虎(きょうこ)がいる

彊虎の手には肝(きも)が握られている

もちねこ

どうも、蘇月の肝を取ったみたいです

苦しむ蘇月の頭の中で「変われ」という声が響く

 

次の瞬間、蘇月の表情が変わる

ふてぶてしい表情になり、唾を吐き、舌をベロっと出しながら「今日はレバ刺しかよ・・・相変わらず、あんたのご主人様の夕食は吐き気のする献立だな」と威勢がいい態度

肝を手にした彊虎は「ふ・・・替わったか・・・もはや、どれがお前の主人格かわからんな」と言う

さらに「陛下の身体は治るどころか悪くなるばかりだ・・・おまえの異能が活かすことができない」と言って!

蘇月は「そのまま諦めてくれませんかね?」というが

彊虎は「おまえには双子の姉がいただろう・・・少し前から皇宮にきているぞ」という

蘇月の異能がダメなら、姉の異能を試してみるかのような言い方に、蘇月は「約束が違う!藍月には手を出すな」と叫ぶ

必ず天耀様さまの元に戻る

後宮に入るため、侍女の格好をする藍月

耳を隠すため、髪の毛を結い上げる

侍女の格好をした藍月を見た天耀さまは「好き」と心の声が出てしまう

太博から、心の声が出ていますといわれ、「あ・・・」って顔をする天耀さま

見つめ合うふたりに太博が気をきかせて、璃琳を連れて部屋を出て行く

ふたりきりになった天耀さまと藍月

天耀さまは「かわいい!かわいい!」と連呼!

照れる藍月

そして、蘇月の敵討ちのために男の格好をし皇宮に来たのに、今度は、女の姿になっているなんて皮肉ですね・・・と答える

天耀さまは、藍月に「無茶をしないように・・・」と声をかける

藍月も、もし失敗すれば、みんなが罰を受けるとわかっていて、緊張している

この姿を、また、見てもらうことができるだろうか・・・と不安になる藍月

そんな風に考えるなんて・・・不吉だ・・・と思いつつ、蘇月を必ず見つけようと強く思う

振える手を見て「これは武者震いか?」と思う藍月

そんな藍月を天耀さまは抱きしめてくれて・・・

天耀さまに抱きしめられて「この腕の中に、蘇月を連れて、また戻ってこよう」と強く思うのです

ついに再会?!

そして・・・

璃琳の侍女として後宮へと入り込むことに成功した藍月

璃琳は、蘇月が確実にいないであろう場所を藍月に教える

藍月は「ありがとうございます」と言って、璃琳と別れ後宮の奥へと入っていく

そして、かすかに匂う血の香りに気づく藍月

血の匂いの元である宮の扉を開けると・・・

そこには蘇月がいて

もちねこ

たぶん、陛下がなにかしらの病気で、その薬として、蘇月の内臓を使っているってことみたい

捕らわれた蘇月は、つらすぎて、自分の中に別人格を作りだしちゃったみたいです

蘇月・・・かわいそうすぎる・・・

藍月と再会できたけど・・・どうなるんだろう・・・

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