こんにちは!もちねこです
「Cheese!2020年6月号」より「王の獣」の紹介です
こちらが4巻の続きとなります
もちねこ
人間の支配下に獣の特性を持った「亜人」たちがいる世界で、弟の仇をとるため亜人の少女・藍月(らんげつ)が女であることを隠し、第四皇子・天耀(てんよう)の従獣となる異世界ファンタジーです
今までのあらすじ
皇族である天耀に対し、日増しに特別な感情が大きくなる藍月
自分の立場を再認識し、この思いを誰にも知られてはいけないと葛藤しはじめるが・・・
ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします
「王の獣」第16話 あらすじネタバレ
藍月の気持ちを知りながら傍観するしかできない太博
大きなため息をつく天耀(てんよう)
太博(たいはく)「いかがなされたのですか?」
天耀は、藍月(らんげつ)の髪に花を飾ったら、可愛かったから「可愛い」と言ったら逃げられてしまったことを話す
「男に向かって可愛いなどと・・・わたしが悪いんだ」という天耀
藍月が女であることを知ってる太博は、天耀の話を聞いて藍月に同情をする
でも、亜人の身で皇族である天耀さまに惹かれるなどもってのほか!!!と思う
藍月のことを憐れだと思うが、味方をすることもできない太博
それに、藍月の真の目的は、弟の蘇月(そげつ)の敵討ちのはず・・・
目的を見失うことはないだろうから、このまま傍観しつづけることにするのです
敬愛か?恋か?迷う藍月
翌朝・・・
天耀に朝のあいさつにきた藍月
怖い顔で「もう一度いいますが、女にするようなことを僕にしないでください」と念を押す
天耀は、笑いながら「うん・・・そうだな」と答える
そして、たくさんのお菓子を藍月の前に並べて「おまえはどんなお菓子が好きなんだ?」と聞いてくる
藍月はお菓子をじっと見て「どれも口にしたことがないのでわかりませんが・・・」と答える
「では、ひとつづつ食べよう」と、藍月と庭でおやつを食べることにする
藍月の入れたお茶を「うまい」と言って飲んでくれる天耀
隣に座ってる藍月は、天耀さまへの気持ちが敬愛なのか恋なのか・・・再び迷いだす
だけど、天耀さまが藍月の肩に寄り添うようにして眠りだして
藍月は天耀さまの重みを肩に感じて動けなくなるのです
どうか隠し通してくれ!
そして・・・
シーンは変わり、天耀さまが筆と紙を用意していて・・・
字が読めない藍月に文字を教えてあげようという天耀さま
文字を教えてくれると聞いてうれしい顔になる藍月
だけど、天耀さまが「蘇月にはきちんと教えてあげることができなかったから・・・」と言うのを聞いて
じわりと自分の中にイヤな感情が沸き上がるのを感じる
天耀さまにとって、自分は蘇月の身代わりなんだろうか・・・
自分は、蘇月の無念を晴らすためにここにいるのだから、それで問題はないはずなのに、この胸に広がるイヤが気持ちはなんなんだろう・・・
もやもやする気持ちを抱えてしまった藍月
立ち上がり「文字なら、太博に教えてもらいます」という
天耀さまは「藍月」と名前を呼ぶが、藍月は無視してその場を去っていく
その様子を見ていた太博
藍月が抱く感情は、きっと「初恋」なのだと気づいて、心から「できるなら隠し通してくれ・・・」と願ってる
天耀に背を向けて歩く藍月の目には涙が浮かんでいる
そのまま人目のない庭の隅でうずくまり泣く藍月
その藍月に声をかけてきたのは、第三皇子の江凱(こうがい)だった・・・
もちねこ
皇族には恋をしてはいけない!
女とも絶対にバレてはいけない!
藍月の秘める思いがつらいです!
天耀はやさしくてとってもいい主人なんだけど、その天耀のやさしさが逆につらいです!