「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~10巻」第49話 ネタバレ感想

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注意
この記事は「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」10巻のネタバレが含まれます

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「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」登場人物紹介

荻野爽(爽)

女性ファッション誌編集部で働く35歳
夫の一真とのふたり暮らし。夫の浮気に気づいて離婚

荻野一真

爽の夫。広告代理店に勤めている。
一見、優しくて理解のある完璧だんな。不倫がバレて爽と離婚した

瑠衣

爽の行きつけのバーで会う友達。爽の愚痴をいつも聞いて慰めてくれるが、実は、一真の浮気相手

秋山

爽の高校時代の元カレ、つらかった10代を支えてくれた。子供がいる既婚者
9巻 第40話 第41話 第42話 第43話 第44話
10巻 第45話 第46話 第47話 第48話

「Episode 49」父親に会いに行く

わたしがすべて終わらせる

瑠衣からのメッセージの最後は、爽の父親の所在だった

すべてのメッセージを聞き終えた爽のスマホに秋山から連絡が入る

おなじメッセージを聞いた秋山は、爽の心配をしているが、爽は「わたしがすべてを終わらせる」と返信する

そして、秋山には、瑠衣を探すようお願いするのです

相手のことを恨んでいる間は、相手の手の中にいるということ

泉川先生の元へ行く秋山

「今、瑠衣はどこにいるんですか?」

泉川先生は、自分の望みは瑠衣の願いを叶えること。瑠衣の邪魔をされるのは困るという

秋山は、瑠衣の望みはなんなのか?と聞く

 

泉川は瑠衣と交わした昔の会話を秋山に教える


 

縁側で話している瑠衣と泉川

瑠衣は、母親の所在を泉川に聞く

泉川は、数年前に連絡をとったときには、小高氏(爽の父)と都内にいたと話す

先生は、母親のなにが好きだったのか?と尋ねる瑠衣

泉川は、瑠衣の母親の美しさや内にある悪意・・・その悪意を支配しているところが好きだったと話す

でも、階段から落ちる瑠衣の母親を助けなかったときから、彼女には、僕は用済みになりました・・・と言う泉川

 

今はどう思っているのか?と聞く瑠衣

泉川は、「なにも・・・」と答える

 

「相手のことを恨んでいるうちは、相手の手の中にいるのと同じです。好きと嫌いは同じ場所にあるんですよ・・・」

 

「じゃあ、恨んでるわたしは、永遠に終わらないじゃない・・・」

 

 

泉川は、瑠衣の母親が生きていない可能性もある。と言う

瑠衣は、「死んでいたとしても心の傷が言えることはない・・・」という

でも、母親のことを考えているうちは、負けってことになるのなら、生きてる人間だけを許さないことにするという

瑠衣の憎しみの対象は、こうして、小高家の3人へと移った

決着を付けに行くという瑠衣を止める秋山

泉川の話を聞いた秋山は、瑠衣の憎しみの対象が爽たち家族だとわかりショックを受けている

秋山家が巻き添えになったのは、気の毒なもらい事故です。と話す泉川

秋山は、泉川の話に納得ができない

「もらい事故ってなんなんだよ!俺に瑠衣を頼むって言ったのはあんただろ!」

泉川は、瑠衣が記憶障害を起こしたように見せかけ、秋山の元へ連れて行ったのは、瑠衣が最後の戦いに向かう前につかのまの幸せを享受してほしかったからだと話す

 

秋山は「うそだ!おまえは、瑠衣のことを人形みたいに動かしているだけだ!」と反論する

そこに部屋の奥から瑠衣が出てくる

瑠衣を見て驚く秋山

瑠衣に「もうやめよう・・・俺が瑠衣の傍にいるから・・・」と語りかける秋山

けれど「お兄ちゃんは口ばっかり・・・瑠衣の味方だっていって、いつも、一番必要な時にいない」と答える瑠衣

瑠衣は「決着を付けに行く」と言う

止める秋山

瑠衣は怖い顔で「邪魔しないで」という

母親を連れ出す爽

爽は、家へ帰っていた

母親は退院し家にいて、一真が面倒を見ていた

ずかずかと母親が休んでいる部屋へ入り、寝ている母親を見下ろすように覆いかぶさる爽

 

「本当は、全部わかっているんでしょ?わたしがなにをしたっていうの?好きな人とつきあっただけじゃない」

 

母親は、怯えて震えている

何も知らない一真が、なんでそんなひどいことを言うんだ?というが、「子供の頃から、母親のようにだけはなりたくなかった・・・・でも、もうやめる。なりたくないと思うほど、母親にちかづいていくから」と言う爽

一真は、爽を落ち着かせようとするが、爽は、冷ややかな目で一真を見て「自分の息子がわたしを刺したから、自己満足のためにやってだけでしょ」と言う

 

「カズくんがやってた女・・・わたしの妹だったから」

 

一真は「え?」と驚く

爽は、瑠衣とは異母姉妹だったと話し、母親が、秋山との交際を反対していたのは、死ぬほど憎い女がいる家の男と付き合うことが許せなかったからなんでしょ?と言う

母親はシクシク泣いている

爽は「ついてきて」と言って、母親を連れていく

止める一真

爽は怖い顔で「邪魔しないで」と言う

瑠衣の母親が登場!

瑠衣との待ち合わせ場所に母親を連れていく爽

瑠衣と爽と爽の母・・・3人は古びれたアパートの階段をのぼり、ドアを開ける

爽の中で、昔のやさしかった父親の面影が一瞬よぎる

だけど、家の中にいたのは、父親の面影をのこさないくたびれたおじさんだった

爽の父は、3人の顔を見て、ヒッて顔をし、土下座する

弱々しくみすぼらしい姿になっている父を見て、爽も爽の母親も「これは、一体誰?」と呆然

ぽかんと呆ける爽と爽の母の顔を見て大笑いする瑠衣

「その顔が見たかったんだよ!惨めに衰えて!こんなおっさん取り合ったって正気か?」

笑うだけ笑った瑠衣は、爽の父親に「あの女はどこ?死んだ?」と聞く

すると、奥から「雅人さん?」という声が聞こえて・・・綺麗な女性が出てくる

昔と変わらない美しい瑠衣の母親

瑠衣は、変わらない母親の姿を見て衝撃を受ける

もちねこ

爽と瑠衣の話がリンクされて描かれています

ふたりが放った「邪魔しないで」ってセリフが、場所が違えど、同時に吐かれているかのように描かれてて、ふたりの表情がそっくりに描かれているのが印象的でした

やっぱり、血がつながっているんだな~って思いました

しかし・・・

爽と爽の母親が呆けている顔を見て「これが見たかったんだよ」と大笑いする瑠衣を見て

「え?これを見るために、今まで、たくさんの人を傷つけてきたの」と・・・ちょっと、違う意味で衝撃が・・・

爽の旦那を寝取ったことや、会社での爽の立場を貶めたことの方が何十倍もインパクトが強くって!

あまり、衝撃がなかったかな?

でも、瑠衣の母親がついに登場で、物語は佳境に入ってきているって感じはしました

どうなるのか?次回に期待です

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