「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~6巻」ネタバレ感想

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ただの不倫もののマンガかと思いきや!?

ひたすらヒロインが、ヤンデレ女に追い詰められていくサスペンスです

ヒロインが強いから、ヤンデレ女の攻撃はひどくなっていく一方で!!

早く、反撃してほしい!

6巻では反撃できるのか!

注目です!

6巻には Episode 25~29が収録されています

注意
この記事は「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」6巻のネタバレが含まれます

「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」登場人物紹介

荻野爽(爽)

女性ファッション誌編集部で働く35歳
夫の一真とのふたり暮らし。夫の浮気に気づいて離婚

荻野一真

爽の夫。広告代理店に勤めている。
一見、優しくて理解のある完璧だんな。不倫がバレて爽と離婚した

瑠衣

爽の行きつけのバーで会う友達。爽の愚痴をいつも聞いて慰めてくれるが、実は、一真の浮気相手

秋山

爽の高校時代の元カレ、つらかった10代を支えてくれた。子供がいる既婚者

「Episode 25」潰せるものなら潰してみたら?

母の自殺未遂は瑠衣のせいだった?

入院している母の髪をとかす爽

母は「さやかちゃん・・・いつも夜にくるの大変でしょう」という

爽は、夜に母の見舞いに来たことはない

だから、記憶がまた不安定になっているのかと相手にしないけど

母は、夜のさやかは、「別の世界に行こう」って言ってくれる。と不思議なことをいうのです

夜・・・

爽のふりをして、母に声をかけているのは瑠衣

爽の母の眠るベッドの横に立って「早く、別の世界へ行こうよ」とささやいている

母は、夢と現実がわかっていないかんじ

ここで、以前、爽の母が自殺未遂をしたのも、瑠衣が手を貸したものだと判明します

年明け、爽が出社すると、結は退社していた

年明け、編集部へ顔を出す爽

廊下を歩く爽を見て、ヒソヒソ噂話をする同僚たち

爽は、気にしない・・・と心を強く持つ

編集長は、爽の出勤を喜んでくれるけど、部署が異動になったことを申し訳なさそうに話す

そして「寺嶋の狙いは最初から爽ちゃんだったんでしょ・・・大変だったね」と言ってくれる

爽は、、寺嶋の件は、直接的に私となにかがあったわけじゃないんですが・・・と答える

すると、編集長が「わかってる」と言って手紙をだす

それは、結からの手紙で「爽」充てになっていた

結は、編集長に、自分が爽になにをしたのかを全て話し、辞表を出したのだ

編集長は「力になれなくてごめん」という

爽は、編集長のやさしい言葉に「まだ、わたしは頑張れる」と思うのです

結からの手紙を読んだ爽

爽への謝罪からはじまったその手紙は、寺島が瑠衣に、「母親は常にそっちで監視できるだろ」と言っていました。という言葉で終わっていた

兄からキツイ一言を言われた瑠衣は

一方・・・瑠衣の家

秋山が訪ねてきてくれて、かわいい顔で出迎える瑠衣

瑠衣は、秋山から連絡があって、ケーキまで用意して来るのを待っていた

けれど、秋山は玄関先で「もう、店には来ないでほしい」と話をしだす

瑠衣は「爽さんのこと怒ってるの?」と聞く

秋山は「おまえ・・・俺がイタリアに行っている間、なにがあったんだ?」と聞く

瑠衣は、秋山に「怒らないでよ」と甘えた声を出す

「お兄ちゃんは、私のこと突き放したりしないよね」という瑠衣

秋山は「限度がある」と答える

そして、爽にこれ以上なにかしたら本気で怒る。という秋山

瑠衣は、胸にどす黒いものが広がるが、顔は笑顔で「わかった」と答える

そのまま、家にあがらず帰る秋山

秋山が帰った後、瑠衣は、心の中の真っ黒い感情を吐き出すように家じゅうの物を壊し暴れる

そして、爽の母親に狙いを定めるのです

だけど、翌日、瑠衣が出勤すると、爽の母がいるはずの病室は空っぽになっている

近くにいたスタッフに「小高さんは?(爽の母」」と聞く瑠衣

スタッフが「昨日、突然、転院されたんですよ」と答える

驚く瑠衣

そこに鳴る瑠衣のスマホ

スマホを見ると、爽から「潰せるものなら潰してみたら?」とメッセージが入っている

「ちっ」と舌を鳴らして怖い顔になる瑠衣

「Episode 26」秋山の子供をさらった瑠衣

もやもやが残る若菜

結からの手紙を若菜に見せる爽

若菜は「爽の苦しんでいる姿を見たいってだけで、ここまでする?」と驚いている

そして、秋山に言うべきだ!というんだけど

爽は「母親のことで辛い思いをしたのは、瑠衣も私も同じ・・・だから言わない」と答える

若菜からしたら、そんなの爽の自己満足でしかない

けど、瑠衣のことで戦ってきたのは秋山も一緒で・・・だから、秋山のためにも言わない。と答えるのです

若菜は、爽の気持ちもわかる

けれど、子供がいる身として、母親視点で見て、もやもやが残る

週刊誌「WADAI!」に移動となった爽

ファッション雑誌の編集から、週刊誌「WADAI!」に移動となった爽

週刊誌「WADAI!」は、男性向けの下世話なネタを扱う雑誌みたいで、むさくるしい男ばかりの部署

ここでも、爽の起こした騒ぎは噂になってて、嫌味を言われる爽

だけど、爽は、すべて「想定内」と思って耐える

秋山の子供が行方不明に!

若菜と娘の恵那がデパートの屋上でやってるキャラクターショーに行くと

そこには秋山たち家族の姿があった

声をかける若菜

秋山は、久しぶりに会う若菜に驚く

奥さんに、若菜のことを「高校の同級生」と言って紹介する秋山

奥さんは、恵那のことを見とくから、ふたりでゆっくりお話ししてください。と言ってくれる

秋山の妻の言葉に甘える若菜

秋山とふたりきりになった若菜は、高校時代の爽は、あんたと別れた後も、あんたの話は絶対にしなかった・・・たぶん、心の中であんたのことヒーローみたいに思っていたと思う・・・

だからこそ、あんたの妹がしたことが許せない・・・という若菜

秋山は、瑠衣が、爽とだんなさんの離婚の原因を作ったということしか知らない

そんな秋山の態度に、抑えていたもやもやする気持ちをぶちまけたくなった若菜は、瑠衣が爽にどんなことをされたのか全てを話す

秋山は、ショックを受けている

そのころ・・・

秋山の奥さんは、蛍太と恵那を連れてトイレへと行く

蛍太は、男の子だから、ひとりでトイレに行くと言って、母親から離れる

ひとりになった蛍太に声をかけてくのが寺嶋

秋山の奥さんが、蛍太がなかなかトイレから出てこない・・・と男子トイレに入ると、いるはずの蛍太の姿がなく、「蛍太」の名前を呼ぶ

騒ぎに気付いた秋山と若菜がやってきて、秋山の奥さんに「大丈夫だから」と館内放送をかけてもらう

「Episode 27」秋山の子供をさらった瑠衣

秋山と爽が瑠衣の家へ向かうと!そこはもぬけの殻!

秋山の奥さんは「まさか・・・誘拐?」と真っ青・・・

秋山は、瑠衣の家へと向かい、若菜は、爽に連絡をする

電話をもらった爽も瑠衣の家へと向かう

瑠衣の家の前で、会った爽と秋山

ふたりで瑠衣の家へと行くが

瑠衣の家はすでに引っ越した後で、もぬけの殻だった

驚くふたり

そこに秋山のスマホが鳴る

連絡は警察から出、蛍太が迷子で保護されたという連絡だった

秋山は、妻の美和子に電話をする

息子の無事を知って、号泣する美和子

蛍太を交番に迎えに行った秋山と爽

交番には、中学生たちが「迷子がいる」と連れてきたそうで、交番の人も「事件性はないし、連れて帰ってもいいですよ」と言ってくれる

夜・・・

蛍太を寝かしつける美和子

そこに、知らない番号から電話が入る

出る美和子

電話の相手は瑠衣

「お久しぶりです」という瑠衣の声に真っ青になる美和子

「けいちゃん、かわいいですね・・・けいちゃんには、本当のこと教えておきましたから」と言って切るのです

美和子は、蛍太に、本当はどこにいたのか?誰かと一緒にいたんでしょ?と話しかける

すると、蛍太は、美和子に「ママは、どろうぼうなの?」と聞いてきて

「Episode 28」瑠衣からの手紙

家を出た美和子!心配する秋山

蛍太の質問に真っ青になった美和子は、家を出ます

瑠衣は、蛍太に、「本当のママは、美和子じゃなくて爽さんなんだよ」と吹き込んだのです

秋山に「帰省する」というメッセージを残し、蛍太と一緒に電車に乗る美和子

美和子は、瑠衣のいない場所へ行きたいという気持ちでいっぱい

突然、実家に帰るとメッセージを残して家を出て行った美和子のことを心配する秋山

美和子に何度も連絡を入れるが、美和子からの返信はない

秋山からの無数の着信

仕事場にいる爽

先輩から「守屋を手伝って!」と声をかけられる

爽は、守屋を知っているみたいで「は?守屋?」と思いながら、守屋のいるスタジオへと向かう

グラビアアイドルの撮影に立ち会っている守屋

爽は、守屋に「手伝いに来ました」と声をかける

爽の方を向いた守屋は「何してきたって?“元”荻野さん」と上から目線で言う

爽のことを「“元”荻野」呼びする守屋

ふたりは、同期みたいで、爽は、こいつには会いたくなかったって顔で「お久しぶり」と返す

そして、会社からの帰り、秋山から21件もの不在着信がはいっているのに気付いた爽

その着信数に不安を抱えて電話をすると、秋山から「今すぐ店を手伝いにこい!」と言われて!

爽が店に向かうと、秋山は、ひとりでてんてこ舞い状態で店を切り盛りしていた

爽は、秋山の店の手伝いに呼ばれたのだ

瑠衣から逃げたかった秋山

閉店後、秋山の奥さんが実家に戻っていると聞いた爽

閉めた店内でふたりで飲みながら話す

爽に瑠衣のしでかしたことを謝る秋山

そして、瑠衣が、秋山に当てて書いた手紙を爽に見せる

その手紙は、秋山がイタリアに行く当時に瑠衣が秋山に書いた手紙で

秋山が自分のすべてだったという恋心を丁寧に書きつつも、でも、一人でもちゃんと幸せになるから、お兄ちゃんも幸せになってください・・・と前向きな気持ちを書いた内容の手紙だった

その、純真な手紙の内容に、爽は「これ・・・本当に瑠衣が書いたの?」と聞いてしまう

秋山は、父親と瑠衣の母親が離婚した時

一度は、瑠衣は、母親側に引き取られたと話す

それは、瑠衣自身が選んだことだったんだけど

それから1~2年後、秋山の父親が、再び瑠衣だけを連れ戻してきたと話す秋山

爽は「それは虐待が続いていたから?」と聞く

けど、秋山は「わからない」と答える

父親は、秋山にはなにも話してくれず、ただ「瑠衣を守ってやれ」としか言わなかったそうで・・・

そして、秋山は、死んだ父親に瑠衣を託されたような形になった

秋山は「家族は一番大事だ・・・瑠衣のことも・・・それは嘘じゃない」と語る

でも、どんどん、自分に依存してくる瑠衣を見て、瑠衣から逃げたと語る秋山

この手紙を見たとき、秋山は「ようやく瑠衣から解放される」と思ったみたいで・・・

そんな自分を「最低だ・・・」と責めるのです

爽は、泣く秋山のことを抱きしめる

爽が、すべて失ったのは、自分が瑠衣から逃げたせいだと泣く秋山

爽の目にも涙があふれる

そして、泣き疲れたように眠る秋山を置いて、爽は帰っていく

カウンターで眠る秋山

そこで鳴る秋山のスマホ

秋山が出ると、瑠衣が「どうして私を探さないの?」と出る

秋山は「どこにいるんだ?」と聞くと

瑠衣は「10年前、あの女といたところだよ・・・お兄ちゃんが私を裏切ったところ」と答えるのです

秋山は、心当たりのある場所があったようで、そこに向かう

「Episode 29」瑠衣からの手紙

瑠衣は秋山をホテルに誘い

秋山の向かった先は埠頭近くになる公園

やってきた秋山を見て「さすがお兄ちゃん・・・よくわかったね」という瑠衣

瑠衣は、秋山に「わたしがいつからお兄ちゃんのことが好きだったか知ってる?」と聞く

再婚が決まって一緒に住んだ当時、なかなか、喋ることができなわたしに「俺がついているから」とお兄ちゃんはよく言ってくれたよね!と語る瑠衣

秋山の存在が虐待されていた瑠衣の心の支えになったけど

はっきりと恋心を確信したのは、爽と秋山がキスをしているのを見たときだという瑠衣

そして、目の前にあるホテルを見て「一緒に入って・・・」と秋山に言う

秋山は、「いい加減にしろ」と怒る

すると瑠衣は「お兄ちゃんさ・・・奥さんは大丈夫なの?」と聞いてきて

秋山は、何度、連絡をしても、返事がかえってこない美和子のことが頭によぎる

笑う瑠衣の顔にぞくっとする秋山

「まさか・・・おまえ・・・」

瑠衣は「一緒にホテルに入ってくれたら話すよ」と答える

秋山は、歯を食いしばり、瑠衣の手を取ってホテルへと入るのです

そして、部屋へ入り、瑠衣をベッドへと投げつけ「美和子と蛍太になにをしたのか話せ!」と声を荒げる

「別に・・・本当のママは爽さんだよって嘘をついだだけだよ」という瑠衣

カッとなった秋山は瑠衣の胸倉をつかむ

瑠衣は「わたしのこと殺したい?いいよ・・・そしたら嫌でもわたしのこと忘れないでしょ」と言う

瑠衣の中にある狂気を見た秋山は、身を起こし「おまえ・・・おかしいよ」と言う

すると瑠衣は「それは、美和子さんもじゃないの?」という

秋山は「は?」って顔

瑠衣は「蛍太くんができたのは、お兄ちゃんにとって想定外だったんじゃないの?だって、開店準備でそれどころじゃなかったじゃない」というのです

秋山は、美和子と瑠衣に面識があると直感で感じます

「俺を恨んでいるなら、俺だけにぶつけろよ・・・頼むからやめてくれ」という秋山

服を脱ぐ瑠衣

秋山に裸で抱き着いて「ここ・・・覚えているでしょ?」という

秋山は目をそらして「やめろ」という

瑠衣は「いつまでしらばっくれるつもり?この場所・・・ここで“見た”って言ってるのよ」と言う

ぞくっとした顔になる秋山

秋山は、イタリアに行く前、泣いて「行かないで!」という瑠衣に「爽とはもう絶対に会うことはない」と約束をした

けれど・・・

その後(10年前)、爽と再会した秋山は、爽と一緒にこのホテルへと入ったことがあるのです

瑠衣にとって、それは兄の裏切りだったんですね

美和子に

そして・・・

そのころ・・・・

寺嶋が秋山の妻である美和子に、画像を送っている

その画像は、10年前、ホテルに一緒に入っていく爽と秋山の姿と、つい最近、秋山の店で、抱き合っているふたりの画像だった

「この二人は10年前からずっとつながっていますよ」というメッセージ付きの画像を見た美和子は!!!

もちねこ

うーーーん・・・

6巻もスカッとしないまま終わってしまいました・・・

瑠衣の狂気が圧倒的に勝っている感じで

いまひとつ、小気味よくならないので、もやもやが続いています

でも・・・

こうして読むと、瑠衣の怒りの元凶は「秋山」であって「爽」じゃないのでは?と思うのですが・・・

美和子も、ちょっと恐ろしい一面を持っている女なんですよね・・・

怒りが爽に向かわないといいのですが・・・

次巻も不安なままなのかな?

早く、スカッとしたい!!