「ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~5巻」ネタバレ感想

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ただの不倫もののマンガかと思いきや!?

登場人物全員が嘘つき!という人の欲望をセンセーショナルに描いたコミックです

5巻は、最初から最後までもやもやって感じで・・・つらかったです

5巻にはEpisode 20~24を収録が収録されています

注意
この記事は「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」5巻のネタバレが含まれます

「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」登場人物紹介

荻野爽(爽)

女性ファッション誌編集部で働く35歳
夫の一真とのふたり暮らし

荻野一真

爽の夫。広告代理店に勤めている。
一見、優しくて理解のある完璧だんな。実は不倫中

瑠衣

爽の行きつけのバーで会う友達。爽の愚痴をいつも聞いて慰めてくれるが、実は、一真の浮気相手

秋山

爽の高校時代の元カレ、つらかった10代を支えてくれた。子供がいる既婚者

「Episode 20」爽より瑠衣の味方になった秋山

秋山からの返信にショックの爽

卒業アルバムの中にある「秋山瑠衣」の文字

そこには瑠衣とは違う顔があるが、自分が昔、秋山の定食屋で見た女の子だとわかる

若菜は、秋山と話をすることをすすめる

けれど、爽は、先日、秋山の奥さんと会って、もう、秋山とは二人で会うのはやめようって話しあったところだと答える

若菜は、「この期に及んでなに、いい子ぶってんの?」という

秋山の妹なら身内でしょ!という若菜

けれど、爽は、卒アルの女の子と今の瑠衣は顔も違うし、本当に同一人物なのか自信がない

そして、秋山の家で見た女の子には腕に傷があったことを思い出す

あの傷は・・・もしかして虐待?と思う爽

そして、瑠衣の腕には・・・傷はなかったと思う爽

でも、若菜は、顔をいじってるなら腕の傷ぐらいなんとでもなる!といいい、「いずれにしても、秋山に話した方がいい」と言うのです

秋山に連絡をする瑠衣

だけど、爽の連絡をする前に、秋山は、すでに瑠衣と会っていた

瑠衣は、秋山の店にやってきて、亡くなった父親に手を合わせて、秋山の前でなにか話したいことがあるって感じでうるうるしだす

瑠衣の話を聞いた秋山

そして、爽から「秋山瑠衣って誰?」ともらった秋山は

「旦那のことは瑠衣から聞いた
迷惑をかけた、俺からも謝る

でも、あいつのことはできればそっとしていてほしい
もう二度とお前に迷惑をかけるようなことはさせないから
本当にごめん」

秋山からのメールにショックを受ける爽

秋山の妻は瑠衣と面識がある?

そして、秋山の妻の美和子は?

秋山と喋っている瑠衣を店の外から見て真っ青になって逃げていく

どうも、以前、瑠衣と話したことがあるみたいで、その時、なにかを告げられて「私と会ったことは内緒にしてくださいね」と脅されたみたい

爽の人生を滅茶苦茶にするため生きている瑠衣

そして、寺嶋と会っている瑠衣

瑠衣と寺島の会話から、いままで爽に起きたことすべてが、瑠衣と寺嶋が協力し合っていたことがわかる

卒業アルバムを見せたのも計算のうちだったみたいで

「今のうちに、せいぜい悲劇のヒロインを気取ってればいいわ」と言う瑠衣

寺嶋は「予定通り、荻野爽の人生をつぶしたのに、まだ続けるの?」と聞く寺嶋

そしたら、爽は鬼のような顔で「あの女が私の人生を踏みつぶしておきながら今ものうのうと生きっているのが許せない」と言うのです

もちねこ

秋山の妻は、瑠衣に脅された過去がある?

瑠衣を見て真っ青になって逃げましたが・・・

もしかして・・・秋山の子供は、秋山の子じゃないとか!?

「Episode 21」寺嶋の正体は!?

優希にも近づいていた瑠衣

秋山のメールにショックを受けた爽

だけど、若菜と話していて、自分には、これ以上失うものはない・・・という気持ちになってくる

そして、会うべき人に会ってちゃんと話そう!という気持ちになるのです

爽は優希に会いに行く

優希は、爽に対して妬みの感情があったと謝ってくれる

「間違えない人って、間違える人にとっては悪魔に見えるんだよ」という優希

それを聞いた爽は、以前、一真にも同じことを言われたことを思い出す

そして、優希は、一真に子供がいるのを黙っていたのは、爽が結婚して2年くらいたったころ、爽の友達って人が会社の前にいて、「かわいそうだから爽には黙っててあげて」と言われたからだと話す

直感的に、「瑠衣だ」と思う爽

そうなると、瑠衣は、ずいぶん前から一真のことを知っていたことになる

傷つく私の顔を見るために・・・そこまでするの?原因はなに?と考える爽

でも、どんな原因があったといても、私の周りの人間まで傷つけていいことにはならない・・・と思うのです

寺嶋のことを知った一真は、「弟だ」と言い

そして、今度は一真に会って、瑠衣が、ずっと以前から一真のことを知っていたことを話す爽

爽は、瑠衣が、自分の元カレの妹であること

そして、カズくんと結婚してからも、元カレの存在が自分を支えてくれたこと

すべてを包み隠さず話すのです

一真は、自分のしたことを棚上げにして、爽に「元々、俺は2番目だったってこと?」と聞く

「心の支えにしたら、それはカズくんと同じ“浮気”になるの?」と聞く爽

そもそも、爽のハジメテはカズくんだったと話すのです

「わたしの“正義”は、カズくん以外の人に触れないってことだったんだよ」と言う

一真は、反省して謝る

さらに、爽は寺島の話をする

一真が瑠衣に出会った日、突き飛ばした男が、寺嶋であると話す爽

一真は、寺島の下の名前を聞いた一真は青くなって、何度も瑠衣に電話をする

爽は「どうしたの?なにを慌ててるの?」と聞く

一真は「そいつは、離婚した嫁の弟だ」と言うのです

「Episode 22」一真の元嫁はすでに亡くなっていた?

瑠衣から一真たちの場所を聞いた爽は

一真は顔を覆い隠し、「ごめん・・・ぜんぶ俺のせいだ・・・」と言う

そこで鳴る一真のスマホ

一真が出ると、相手は寺嶋だった

そして、一真は、寺嶋に呼び出され出ていく

爽は「なにされるかわからない!ダメだよ!」と止めるが、一真は「これは俺が撒いた種だから、一人で行かせてくれ」と出て行ってしまう

爽は、一真の向かった先を知りたくて瑠衣の元へ行く

瑠衣の家の玄関ドアをたたく爽

玄関から出てこない瑠衣に

「秋山の隣にいた私が憎かったの?それとも、秋山の手を手放した私が憎かった?もし、あんたが欲しいものが秋山の心だとしたら、こんなこと続けている限り絶対に手に入らない・・・」と言うのです

そして「カズくんのしてきたことは、確かにバカなことだけど、私は、カズくんとダメになる瞬間まで妻としてカズくんを支えるから」と言う

家の中から爽の言葉を聞いていた瑠衣は、憎しみと愉悦をうかべた顔を見せ笑う

そして、爽に、寺島と一真がいる場所をメールで送るのです

一真の元嫁はすでにこの世の人じゃなく

寺嶋が一真を呼び出したのは墓場

墓には、一真の元嫁の名前が刻まれている

それを見て驚く一真

寺嶋は、一真の目の前でスマホにいれた録音を聞かせる

そこには寺嶋と、一真の息子の駿の会話が録音されていた

寺嶋が、駿に「いまからおまえのかあさんの敵討ちに言ってくるよ」といい

駿が「死ぬの?その人?」と答え

寺嶋が「駿はどうしたい?」と聞くと

駿が「知らない・・・どうでもいい・・・僕は母さんに会いたい」と答えている

寺嶋は再生を切り、姉の死後、駿は誰ても口をきかなくなって、施設に入ったと話す

そして、明日の朝、出る週刊誌の記事を一真に見せる

そこには、「妻を自殺に追い込んだ不倫男」「横領疑惑」などの見出しが躍っていた

寺嶋は、今ここで自分に殺されるか?それとも生き延びて社会的も抹殺されるか?どちらか選べと一真に言う

「Episode 23」爽の中に死んだ姉を見た寺島は

姉の話をする寺嶋

そこにかけつけた爽

ナイフを一真に向けている寺嶋を見て「やめて」と言う

爽に「どうしてこんなことするの?」と聞いた爽に寺島は姉のことを語りだす

一真は、元嫁のことを、父親が手駒として用意した女だと思っていたが

実は、大学時代、一真に一目ぼれした寺島の姉が、父親に頼み込んでお見合いを用意してもらったのだ

寺嶋の姉は、本気で一真のことが好きで結婚したのだ

一真が出て行った後も、寺島の姉はひとりで駿を育てていたが、一真と爽が結婚した時期から、様子がおかしくなり、最後は、駿を残して自殺した

駿は、姉の死体を見たことでおかしくなり、施設へと預けられたのだ

爽は自分たちの幸せな結婚の裏で誰かが傷ついていたと知ってショックを受ける

だけど、寺嶋が一真を刺そうとナイフを振り上げたとき、一真をかばうために動く爽

寺嶋のナイフは、爽の頬と髪を切りつける形になり

それを見た一真が、寺島のナイフを持つ手をつかむ

怒りの目で「姉ちゃんと駿の人生を返せ」という寺嶋

一真は「俺を殺して気が済むなら殺してくれ・・・でも、この人だけは傷つけないでほしい・・・俺のせいで充分苦しんだ」と言うのです

寺嶋は「今更夫婦ごっこかよ・・・じゃあ、望どおりに殺してやるよ」と言う

寺嶋も瑠衣の被害者?

爽は、以前、寺島が、昔わたしが書いた「辛い日々は遠ざかる」という記事を読んだと言っていた話をする

あの話をした時の寺嶋には嘘がなかった・・・という爽

「あれは、きっとお姉さんと駿くんのことを言ってたんだよね」という爽

「寺嶋くんは、一所懸命立ち直ろうとしたのに・・・わたしを憎んでいる瑠衣がこんなふうにしたんだよね・・・わたしのせいでもある」と、ひたすら寺島くんに「ごめんね」と謝るのです

会社にいる時、爽が、まるで姉のように自分をかわいがってくれたことを思い出す寺嶋

爽の中に自分の姉がいるような感覚になる

そして「記事は出しますから!」と言ってその場を立ち去っていくのです

残された爽と一真

爽は一真に「大丈夫?」と聞く

一真は、こんな時にでも、自分を心配してくれる爽に胸が打たれる

そして、爽のことを抱きしめ「ごめん」と謝りながら「愛してるから別れてください」と言うのです

爽は一真の腕の中で涙を流し、別れるのです

家にひとりで帰った爽

家の前には秋山がいて・・・

もちねこ

寺嶋くんは、一度は、前を向いて立ち直ろうとした時期があったんですよね

だけど、瑠衣が近づいてきて、寺嶋くんの復讐心を煽ったみたい・・・

寺嶋は、瑠衣の共犯者のように描かれているけれど・・・

23話を読むと、前を向こうと思っていた寺嶋くんに悪魔の言葉をささやいたのが瑠衣のような感じで・・・

瑠衣・・・どれだけの人を不幸にすれば気が済むんだ・・・

本当に悲しくなる・・・

「Episode 24」秋山が語る瑠衣の過去

虐待を受けて育った瑠衣

頬に傷をつけ帰ってきた爽の手当てをしてくれる秋山

離婚することが決まったことを報告すると「全部、瑠衣のせいだよな」と謝る秋山

そして、瑠衣がそんなふうになったのは、俺のせいでもある・・・と言う

瑠衣は、秋山にとっては血のつながりがない妹で、兄である秋山のことを異性として好きだった

だから、当時つきあっていた爽には、なおされ、瑠衣のことは話せなかった。という秋山

爽は、瑠衣のことを知りたい。と秋山に言う

秋山は瑠衣のことを語りだす

父の再婚と一緒に継母が連れてきた瑠衣

瑠衣には腕に傷があり、秋山がそのことを父親に聞くと、

父親から、瑠衣の本当の父親が暴力をふるっていたと聞かされた秋山

それが原因なのか、瑠衣は、一緒に暮らすようになっても全く喋らない子供だった

秋山は、父親から瑠衣にやさしくするように言われる

そして、爽と秋山がつきあっている時に、両親が離婚

秋山に心を許しかけていた瑠衣も、爽と秋山がつきあうようになって、再び、心を閉ざした

爽は、私が秋山を独り占めしたことを恨んで、何十年も恨んでいるの?と疑問に思う

瑠衣を置いてイタリアに行った俺が悪い・・という秋山に

「悪いけど、私だって秋山が心の支えだったよ・・・父親に虐待された可哀想な子供だから、人の旦那を寝取っても許されるの?」と言う

そこで秋山は、「瑠衣を虐待していたのは、父親じゃなかったんだ」という

「虐待していたのは、瑠衣を置いて出て行った母親だったんだよ」という秋山

秋山は、爽に「この間見た瑠衣は、母親にそっくりになってた・・・母親より強くなることで自分を守ってきたのかもしれない

あとは俺がなんとかするから・・・おまえはもう心配するな」と言って秋山は帰っていく

新キャラ登場!瑠衣が心許している「先生」とは・・・

そして、瑠衣の方は・・・

「先生」と呼ぶちょっと年配の男性と研究室のような場所でいろいろ喋っている

この年配の男性、瑠衣が爽に復讐をしていることを知っているのか?知らないのか?瑠衣のことを承認するとも、否定するとも言えない態度

瑠衣は、先生のことを信頼しきっている感じで

「ねえ・・・先生。物事が自分の思い通りにいかないと気が済まないのはダメなことかな?」と聞いている

先生は「それは人に迷惑をかけてもってこと?」と聞く

瑠衣は「私は私が生きるために自分より弱いものを食べる・・・それのなにがいけないの?」と聞いている

先生は「でも、それは、いつか君自身も食べられるかもしれないってことでもありますよ」と答える

瑠衣は、「そうなったら、私も弱かっただけってことじゃない」と言うのです

その日、先生と呼ばれる男の研究室にそのまま朝までいた瑠衣

朝になって「行かなきゃ」とその部屋を出て、近くにある「更衣室」に入っていく

そこで白衣に着替える瑠衣

廊下で歩く瑠衣を見たスタッフが「おはようございます」と声をかける

瑠衣も、あいさつをかえしている

瑠衣にあいさつをしたスタッフはそのまま廊下を歩き続け、つぎに、「小高さん!」と病室に入ろうとしている爽に声をかける

爽は、髪をバッサリ切ってて、スタッフから「髪を切ったんですね」と声をかけられる

爽は、スタッフに「母はどうですか?」と聞く

スタッフは「あまり変わりはない感じですね」と答えている

2人の会話を壁の向こうから聞いている瑠衣

瑠衣は、そのまま調剤室へと入っていく

もちねこ

瑠衣がなんの仕事をしているのか?

今まで不明だったのですが、なんと!

爽の母が入院する病院の調剤室で勤めていることが判明しました!

もう・・・背筋がゾッとしましたよ・・・

瑠衣が胸糞悪すぎて・・・正直、5巻は気持ち悪い不快感しかなかったです・・・

一真と爽も離婚することになったし・・・

ほんと、瑠衣の思うがまま・・・瑠衣の手のひらで踊っている爽が不憫すぎる・・・

「先生」と呼ばれる新キャラも気持ち悪くって・・・・

なんともいえない展開になってきてしまいました・・・

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35歳の爽(さやか)は、優しくて完璧な夫とふたり暮らし。結婚して10年経っても子作りをしない夫に、爽は子供がほしいという本心を打ち明けられずにいた。そんな爽の気持ちを晴らしてくれるのは、年下の友人・瑠衣(るい)と行きつけのバーで語りながら飲む時間。爽は瑠衣のことを心から信頼し、なんでも話していた。
しかし、瑠衣には爽が知り得ない、ある「秘密」があり――!?

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