丘上あい先生が描くジェットコースター・ラブサスペンス
ただの不倫もののマンガかと思いきや!?
登場人物全員が嘘つき!という人の欲望をセンセーショナルに描いたコミックです
4巻は、まじでコワかったです!
4巻にはEpisode 15~19が収録されています
目次
「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」登場人物紹介
荻野爽(爽)
夫の一真とのふたり暮らし
荻野一真
一見、優しくて理解のある完璧だんな。実は不倫中
瑠衣
秋山
「Episode 15」母の自殺未遂に傷つく爽
海辺で秋山に心に湧き上がるやるせなさを叫ぶ爽
爽が病院に駆けつけたとき、母は、病院のスタッフによって鎮静剤を打たれ眠っていた
スタッフに頭を下げて「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」という爽
そして、秋山と一緒に病院の近くにある浜辺へと行く
秋山に、自分があげたストールで首をくくるってところが、なんともあの母親らしいよね・・・と笑う爽
秋山は、爽に「笑い事じゃないだろ」という
そこで鳴る、爽のスマホ
見ると、一真からで「何度謝っても謝り足りないけど、俺にはさーちゃんが必要です」とあった
爽は「はは・・・」と力なく笑って、そのままスマホを海の中へ放り投げる
驚く秋山
爽は、「どいつもこいつも・・・」と、秋山に、旦那が友達と浮気してたこと・・・浮気相手から、旦那には、子供がいると聞かされたことを洗いざらいぶちまける
そのうえ、母親の自殺未遂が起こり
「なにこれ?天罰?元カレと会ってるから!」とキレて叫ぶ爽
秋山は、爽の心の叫びをすべて聞いてから、海に入って、爽が今、投げ捨てたスマホを拾ってくる
そして、爽に「電源まだ生きてる・・・最近の防水スマホはやるな」とスマホを差し出す
爽は「いらない」とそっぽを向くが
秋山は「これがなきゃ、どうやっておまえに連絡をとるんだよ?」と聞く
その言葉に秋山のやさしさを感じる爽
爽は、高校時代のふたりのことを思い出す
高校時代・・・特別なことをなにも言ず、ただ近くにいて、爽を助けてくれた秋山
階段に座りながら、もし、ふたりに子供が生まれたら、どんな名前をつけるか?と秋山と話したことがある
秋山は適当にかっこいい漢字のついている名前をあげたけど、爽は「蛍・・・蛍がいい!」と言った
秋山と一緒に見た蛍がきれいだったから!だから、うちらに子供が生まれたら「蛍」に決まり!と答えたのだ
あの時の爽は、まだ、どうやって子供ができるかなんてよく理解していなかったけど、純粋に「秋山の子供なら欲しい」と思ったのだ
だけど、母親から、「あんたがあの子を選ぶならお母さん死ぬから!」と脅されて・・・
高校生の爽は、母が死ぬという恐怖の前に秋山に別れを伝えたのだ
今日、母が自殺未遂をしたのは、もしかして、母が、自分と秋山が会っていると気づいたから自殺未遂をしたのではないかと思う爽
爽の胸を痛め・・・そして涙を流す
秋山は、泣いている爽をただ抱きしめて「泣いていいから」と言うのです
今の秋山には「俺だけを見てろ」という言葉を言うことはできない
そういう秋山の立場もわかって、ほんとうはその言葉がほしいのに「言わなくてもいい」と答える爽
一真の家には瑠衣が来てて・・・瑠衣と別れる気がない一真
一方・・・一真の家には、瑠衣が、食べれるものを持って訪れている
ボサボサ頭の一真を見て「ひどい顔」という瑠衣
瑠衣は、私のせいでごめんなさい・・・という
一真は、瑠衣を責めない
「俺が全部悪いよ・・・」と答える
瑠衣は「わたしたち別れるの?」と聞く
一真は「今は、まだ考えられない」と答える
一真は、瑠衣のことは、遊びってわけじゃなかったと答える
「わたしのどこが一番好きだったの?」と聞く瑠衣
一真は「俺みたいな男の子供を産むなんてお断りってとこ」と答える
瑠衣は「歪んでるね」と言う
一真は、瑠衣にお酒を勧める
けど、瑠衣は「お酒は最近飲んでないの」と答えるのです
もちねこ
最後に、爽も気持ち悪くなって吐きそうな仕草をしています
ふたりそろって「妊娠?」
「Episode 16」守れなかった10年前の約束
秋山の子供と会った爽は、秋山と会わない決意をする
ショッピングセンターに来ている爽
そこで、子供とぶつかってしまう
ぶつかった子供のアイスが落ち、爽は、自分の服も汚れたのに、子供にかけよって「ぼく大丈夫?」と声をかける
その男の子の母親が「すみません」とかけよってくる
爽が声のする方をむくと、そこには秋山の奥さんがいた
男の子の顔を見る爽
この男の子が、秋山の子供?!とドキッとするのです
汚れた爽の服を拭きながら謝る秋山のヨメ
そして、子供のことを「けいちゃん!」と呼ぶのです
爽は「けいちゃんっていうんですね」と言う
秋山ヨメは笑いながら「“けいた”というんです!あの人がつけたんですよ」と答える
爽は、秋山の名前の「慶一」からとった名前だと思う
そして、秋山のヨメは、爽のスカートを汚したお詫びにとハンカチを爽に渡す
そうして、去っていく秋山のヨメと子供
その背中を見ながら、秋山には、妻がいて子供がいて、今は「夫」なんだ・・・と思うのです
そして、爽はトイレに向かう
爽の手には、妊娠検査薬
実は、爽には、ここ2か月、月のものがきていない
もしかして・・・・と不安が広がる爽・・・
妊娠できない身体?瑠衣のことが放ってけない一真は・・・
そのころ・・・一真は瑠衣の家にいて、瑠衣を無理やり抱こうとしてバチンッ!と頬をぶたれていた
自暴自棄になって瑠衣を無理やり抱こうとした一真だけど
瑠衣に叩かれて正気に戻ったみたい
瑠衣は、あきれながら「今まで思い通りにならなかったことがないのね・・・だから、あんたには手からこぼれ落ちたものを拾う方法がわからないのよ」と言う
一真は、「俺もたいがいだけど、おまえだって、どれが本当のおまえかわからないよ」と答える
「一体、俺をどうしたいんだ?」と聞く一真
瑠衣は「わからない・・・わたしは手に入らないものばかりの人生だったから」と答える
「おまえが本当に手に入れたいものって・・・」と言ったところで、ハッとした顔になる一真
そして、「おまえ・・・ピルを飲んでるって言ってたよな・・・どこにあるんだ?」と聞く
瑠衣は一真から視線を逸らす
「まさか・・・」と言い、瑠衣のバッグの中をぶちまける一真
すると、バッグの中から薬が出てくる
一真は、その薬を手にして、「おまえ、どっか悪いの?」と聞く
瑠衣は、一真に「もう帰って!」という
一真は引き下がらない
瑠衣は、そんな一真に「心配しなくても、ピルなんか飲まなくても、わたし、妊娠しない身体だから」というのです
一真は「どういうこと?」と瑠衣に聞く
瑠衣の目は赤くなっている
そして「私は誰の子供も産めないの!安心した?」と聞く
秋山は、目を赤くしてつっぱってる瑠衣を抱きしめる
瑠衣は「また殴るよ」というけど、一真は「いいよ」と言って瑠衣を抱くのです
爽に妊娠判定薬の結果は・・・
そして、妊娠検査薬の結果・・・
妊娠していないことがわかった爽
心から「よかった・・・・」と思うのです
そう思うと同時に「よかった?あんなに子供が欲しかったじゃない・・・子供・・・」と思うのです
だけど、誰の子供が欲しかったか?と考えると・・・
ふと「秋山の・・・」という考えがよぎる
ふふっと笑う爽
秋山の子供がわたしにできるはずがない・・・だって、私は、カズくんの妻なんだから・・・・
そう思いながら、さっき見た、秋山の子供の姿が頭によぎる・・・
「あんな子供が欲しかった」と涙する爽
そして、爽は秋山に「この間はありがとう」とメールを打つ
そして「もう二人で会うのは止めた方がいいとおもいます・・・わたしが奥さんの立場だったらいい気分じゃないと思うし・・・10年前の約束を守れなくてごめん」と送る
そのメッセージを見た秋山は「わかった」と返信を返す
秋山からのメッセージを見た爽は、次に、一真に電話をかけるのです
そして・・・最後は秋山
奥さんと子供と合流した秋山
秋山の手には子供がかぶっていた帽子があって、そこには子供の名前がある
そこには「蛍太(けいた)」と書かれている
それをじっと見る秋山
もちねこ
高校時代に爽と話した、ふたりの子供の名前を、今の奥さんとの間にできた子供につけるって・・・
ある意味、かなり罪深いですよね・・・
そして、今話で気になるのは、爽が送った秋山へのメッセージ
「10年前の約束」って何?
今、爽は35歳だから、25歳ところにも秋山と一緒にいたってことでしょうか?
一真は、瑠衣に子供ができないと聞いて、かなり心揺らいじゃった感じ?
なにしろ、一真は、子供がほしくないんですもんね・・・
ある意味、瑠衣は、一真にとって、ほんと理想の女性なんですよ!
でも・・・なぜ瑠衣が妊娠できない身体になったかも気になりますよね・・・
瑠衣が、こんな風に歪んだ原因のひとつなのかな?
「Episode 17」こいつが瑠衣の共犯者だ!
10年前の約束とは・・・
爽は夢を見てる
秋山を話している爽
爽の姿は若い・・・
秋山は、父親が去年の冬に癌で亡くなったことを爽に話している
そして、秋山は、自分がイタリアに行くことを爽に話し、そして「約束をしてほしい」と言う
そこで爽の目が覚めた爽
スマホを見て、秋山に送った「10年前の約束を守れなくてごめん」というメッセージを見る
「こんなの送ったから、こんな夢を見たんだ・・・」と思う爽
瑠衣は共犯者に「ブツ」を送ると連絡をし…
外を歩いている爽を遠くから見ている瑠衣
誰かに電話をかける
「明日あたり動けるかな?」と聞く瑠衣
そして「“手駒”はちゃんと使えそう?」と聞いて
「ブツはそっちに送ったから」と言うのです
一真に「離婚届」を渡す爽
そしてシーンは、爽の会社へ
明日の飲み会の参加者を確認している結ちゃん
爽にも声をかける
爽は「行こうかな」と答える
結は、爽を「参加」にして、その後、寺嶋にも声をかけている
そして、爽がいなくなった後、自分の引き出しをあけて、自分宛てに届いた郵便ぶつを確認する
爽は、会社の帰りに一真に会いに行く
レストランで待ち合わせしたふたり
久しぶりに会う爽を見て「やせたね」と声をかける一真
爽は席について、バックから、離婚届を出す爽
焦る一真
「カズくんがどうして子供が欲しくないか、聞かなかった私もだめだね」という爽
そして「子供、いるんでしょ」と言う
驚く一真・・・何も言葉がでないって感じ・・・
そして、妊娠しているかもと思って妊娠検査薬を使って調べたこと
でも、いないとわかって、ホッとしたこと
今は、カズくんの子どもなんかほしくないと思っていることを話す
「わたしにこう思わせたくて浮気したの?」と冷めた目で聞く爽
一真は「それは違う・・・瑠衣のことは・・・」と言う
その「瑠衣」と言った一言に、爽の女の勘が働く
「まだ・・・瑠衣と一真は続いているんだ・・・」と察した爽
「もう、浮気じゃないんだ」という爽の問いに、一真は「わからない」と答える
カッとなりそうな気持ちを抑えるために目の前のフォークで自分の手を刺す爽
そして、一真に「それ、書いておいて」と言ってその場を去るのです
母親のように感情的にならなかった自分を褒める爽
罠にはまった爽はホテルに連れ込まれ・・・
そして、この時の怒りを発散させるがごとく
次の日の会社の飲み会で飲みまくる爽
どんどん飲んで・・・どんどん飲んで・・・・ふらふらになった爽
ふらふらの爽を送ったのは寺嶋くん
寺嶋くんはフラフラの爽をホテルへと連れ込む
そして、爽の服を脱がしていき・・・・
夜中に、爽が目を覚ますとホテルの中
周りには誰もいない
下着一枚の姿で寝ている自分にもびっくりするが、自分がどうしてこんな場所にいるのかわからない
とっさに下を穿いているか確認する爽
ショーツは履いているが乱れていない
「よかった」と安心する爽だけど
着ていた服を探すと、服は浴室でシャワーをかけられてずぶぬれ状態
自分の身になにが起こったかわからず真っ青になる爽
そのころ、結が寺嶋くんに、爽と寺嶋くんがホテルに入っていく画像を送っていた
他にも、爽が寺嶋に抱きついている画像なども送る結
それを確認した寺嶋は「サンキュー。手駒さん」とほくそ笑むのです
もちねこ
そして、結が寺嶋の協力者だった!
お・・・おそろしい~・・・
寺嶋くん!あんなにいい子だったのに!!!
で・・・一真は、どうしてここで「わからない」って答えるかなってイライラ・・・
瑠衣と爽を両天秤かけている感にイライラします!
瑠衣に騙されているとも知らずに・・・ほんと、一真・・・アホすぎる男だ!!
「Episode 18」罠にはめられた爽・・・絶望し・・・
会社に行くと、爽の写真が壁一面に張り出されていて!
なにがあったのか記憶もなく不安な爽だけど、今は、会社に行くしかない・・・と会社へと向かう
そして、オフィスに入ると、なにかざわついている
壁に貼っている写真を見ながら、ワイワイ言っているスタッフたち
一体なに?とその写真を見ると、そこには、寺嶋と自分がホテルに行く姿や、寺嶋の前で下着姿になっている自分の写真がこれでもかってくらい張り出されていた
びっくりして声も出ない爽
編集長が、写真をはがすように結に命令をし、動けない爽を連れて別室へと連れていく
爽を心配する編集長
「寺嶋以外にも誰かが撮ってるよね?心当たりはないの?」と聞く編集長
爽は、一体なにがなにやら?頭が回らず体が冷えていく感じ
ようやく出た言葉は「わたし・・・会社辞めます」
「逃げるとかじゃなくて・・・責任を取らせて下さい・・・編集長にも絶対に迷惑をかけたくない」と言う
震えている爽の手を見た編集長は「今のあなたに編集としてできることはないわ・・・仕事が大事なら、辞めるんじゃなくて休みなさい」というのです
「あとのことは任せなさい」と言って爽を帰すのです
でも、今の爽には帰る場所もない
絶望の底にいる爽
そこに、優希から電話が入る
スマホを取る爽
「会社でのこと聞いた」と話す優希
優希は、今は実家に戻って地元の小さい出版社で働いていると話す
そして、上司との不倫をリークしたのは、今では、爽のせいじゃないとわかってる。と言うのです
あの時は、誰かのせいにしないとやっていられなかった。と話す優希
そして、「今日、電話したのは・・・」と話し出す
実は、優希の姉が、昔、嫁と子供がいた一真と不倫していたんだ・・・と話す優希
優希からの電話で、子供だけでなく、実は、一真が既婚者であったことを知った爽
爽は、一真が火遊びでヨソに子供を作ったと思っていたのです
一真が過去に既婚者だったことも知らずに結婚した爽
そもそも結婚したこと自体が間違っていた?
一真と会わなければ、瑠衣とも会うことがなかった?
いや、あの時、母を選ばず、秋山を選んでおけば・・・とどこまでもどん底に落ち込む爽
その爽の心をさらにえぐるように「会社に“旦那に不倫されてボロボロなんです”って言えばいいのに・・・プライドが邪魔して言えませんか?」とメールが入る
この時、爽は駅のプラットホームに立っている
路線を挟んだ向こうのプラットホームには微笑む瑠衣が立っている
その手には、会社に張り出されていた爽の恥ずかしい写真がある
もう爽には抗う力もない
実家に帰って、お風呂に入りながらワインを口にしている爽
もう・・・どうでもいい・・・涙も出ない・・・とフラフラ状態
ほほ笑む瑠衣の顔が頭によぎり
「消えてあげる・・・」とお湯の中に沈んでいく爽
爽が意識を手放そうとしたとき、その爽の体を引き上げる力強い手が!
バシッと爽の頬をぶつ若菜
「なにしてんだよ!バカッ!!」と叫ぶ若菜
若菜の姿に驚く爽
もちねこ
ふたりはつながってみたいで、結は、寺嶋の命令で動いていました
爽は、飲み会の日に、グデングデンに酔っぱらいましたが、実は、結が薬をお酒に混ぜたようです
「Episode 17」で、瑠衣が言っていたブツとは、この薬のことですね!
結は、寺嶋のことが好きで命令に従っていたっぽい?
寺嶋が、まだまだこれからだよって感じで笑っているのが不気味すぎる!!
寺嶋は誰に恨みを持って瑠衣に協力したのか?
気になります!!
「Episode 19」どん底まで沈んだ爽!だけど、地獄はまだまだこれから・・・
若菜から「瑠衣が恨んでいるのは一真のほうじゃないの」と言われた爽は・・・
高校時代の若菜はブスキャラで、自分で自分をディスって周りから笑いをとってた
そんな若菜を見た爽が「なんで、自分のことブスっていうの?ブスじゃないのに」と聞いてきて
若菜が「もう慣れているよ!」と笑うと
爽は「わざわざ口に出して本物のブスになることはないと思う」と言ったのです
若菜にとって爽は、自虐的にしかなれなかった自分を引っ張り上げてくれた友達なんですね
だから、何度かけても電話に出ない爽を心配して実家までやってきて、お風呂に沈んでいる爽を見つけて助けたのです
若菜に助けられた爽は「もうダメなんだよ」と力なく言う
若菜は「自己否定してたって楽にならないでしょ!腑抜けな自分で認めたら、相手の思うツボだよ」と言う
一真に子供がいたことを黙っていたのは一生かけて謝る・・・だから、ひとりにならないで!という若菜に、爽の目に涙が・・・
そして、爽から、なにがあったかを聞いた若菜は「その瑠衣って女・・・おかしいよ」と言う
いくら、一真を手に入れたいからって、そこまでする?と聞く
優希がはめたのは瑠衣で、一真と不倫していた女の妹だったからじゃないの?
瑠衣が恨んでいるのは一真のほうじゃないのか?という
そして、爽に「なにか瑠衣に関して知ってることはないの?」と聞く
爽は、思い出すけれど、瑠衣が話していたのは、彼氏の話ばかりで、プライべートについては、ほんと一切なにも話していなかったと話す
若菜は「ほんとすげえ女だな」と言う
未来ちゃんの記憶
そして・・・
瑠衣も爽もこなくなったチートンはすっかり閑古鳥が鳴いている
未来ちゃんが、瑠衣や爽の名前を出すと、あきらかに挙動不審になる龍さん
未来ちゃんは「なにがあったんですか?」と龍さんに詰め寄る
龍さんから話を聞いた未来は、以前、爽が病気で仕事を休んでいた時、わざわざ見舞いにきた男の子がいたじゃないですか・・・と話し出す
もちねこ
未来ちゃんは「あの人・・・見たことがあるんですよ」と龍さんに話す
「え?どこで?」と聞く龍さん
はっきりは覚えてないけど・・・「瑠衣さんといたんですよね」と話す未来ちゃん
半年くらい前、雨の日で瑠衣さんと寺嶋くんが喋っているのを見た未来ちゃん
すると、寺嶋くんがいきなり瑠衣さんを突き飛ばして、寺嶋くんは、笑いを浮かべながら未来ちゃんの横を歩いて行った
怖くなった未来ちゃんは、見てはいけないものを見てしまった・・・とその場を逃げたそうで・・・
もちねこ
最初から計算だったんだ!!!
そして、その時、瑠衣さんを突き飛ばした男が、爽と一緒に店に来た時、爽さんがやばいことに巻き込まれているんじゃないかと思ったと話す未来ちゃん
それを聞いた龍さんは真っ青
爽ちゃんに連絡とってみる。と電話を取るのです
でも、龍さんが電話をかけると爽は電話中でつながらない
瑠衣の家で見た卒業アルバムを思い出す爽
その時、爽は、一真に電話をしていた
そして、一真に瑠衣と会ったのはいつのことなの?と聞く爽
一真は「今年の6月くらいかな」と答える
爽は「カズくん・・・気を付けた方がいい・・・瑠衣は私と知り合った後に意図的にカズくんに近づいている」と言う
電話を切った爽
ふと、瑠衣の家で見た卒アルを思い出す
黒く塗りつぶしていた卒業アルバム
あれは?!と、若菜に連絡を取って、瑠衣の卒業アルバムにあった学校へと一緒に向かう
「撮影の下見」と言って、学校の中へと入るふたり
そして、卒業アルバムが並んでいる棚の中から、瑠衣が持っていた卒業年のアルバムを取り出す
瑠衣が黒く塗りつぶしていたあたりをめくる爽
そこにある写真を見た爽は驚愕する
真っ青になった爽を見て驚く若菜
そこには、瑠衣が写っていて・・・
名前が「秋山瑠衣」とあった
爽の頭の中で、秋山の家の定食屋に行ったとき、店の影から秋山のことをじっと見ていた女の子がいたのを思い出す
その子を見たのは一度きり
なぜか、秋山も、秋山のお父さんもその子についての話題には触れたくないという様子で、爽も、そのままその子のことを忘れていた
瑠衣は爽の母に会いに行き・・・そして・・・
そして・・・
爽が知らないところで、夜中に、爽の母の入院する病院へと忍び込む瑠衣
瑠衣の気配にふっと目を覚ました爽の母に「お母さん・・・爽だよ・・・」と爽のふりをし、怖い顔で見下ろす瑠衣
さらにラストでは、瑠衣は、秋山の店へ入っていく
突然現れた瑠衣に驚く秋山
そんな秋山に向かって「お兄ちゃん!久しぶり!」と笑いかけるのです
もちねこ
秋山の家もなにか複雑そうだと、以前、ちらりと出ましたが、詳しい内容まではわかりませんでした
でも、家族なのに、家族扱いをされていない妹がいて、それが瑠衣だったんですね!
ということは・・・瑠衣の目的は、やはり爽を苦しめること?
もう・・・怖すぎて・・・4巻は、読んでいてゾッとしました・・・
35歳の爽(さやか)は、優しくて完璧な夫とふたり暮らし。結婚して10年経っても子作りをしない夫に、爽は子供がほしいという本心を打ち明けられずにいた。そんな爽の気持ちを晴らしてくれるのは、年下の友人・瑠衣(るい)と行きつけのバーで語りながら飲む時間。爽は瑠衣のことを心から信頼し、なんでも話していた。
しかし、瑠衣には爽が知り得ない、ある「秘密」があり――!?