こんにちは!もちねこです
「Cheese!2020年7月号」より「王の獣」の紹介です
もちねこ
獣の特性を持った「亜人」が人間の支配下にある世界で、弟の仇をとるため亜人の少女・藍月(らんげつ)が女であることを隠し、武勲をたて、第四皇子・天耀(てんよう)の従獣となる
そして、この皇宮を変えると誓ってくれた天耀に藍月は光を見出す男装の獣人と皇子の異世界ファンタジーです
前回のあらすじ
藍月の天耀への気持ちに気づいている太博(たいはく)
女であることを隠し皇宮に入り込んだ藍月を憐れに思うがなにもできない
そんな時、天耀への気持ちに惑う藍月の姿を江凱(こうがい)に見られてしまい・・・
ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします
「王の獣」第17話 あらすじネタバレ
胃がキリキリする太博
憂いた顔をする藍月の顔をじっとみる江凱
なんとも気弱な顔をしている藍月の顔にグッと顔を近づけて「天耀に叱れたのか?」と聞く
そこに飛び込んでくる太博
藍月の顔を隠して「申し訳ありません・・・失礼します!」と江凱の前から藍月を連れ去る
そして、自分がしたことをごまかすように、藍月に向かって「従獣ごときがあんな態度で主人の前から立ち去るな!」と説教する太博
江凱は、藍月のことが気になったのか、自分の従獣である墨(ぼく)を連れて天耀の元を訪ねる
天耀にゲームに巻けて奪われた雲仙湊(うんぜんそう)について話したいことがあると言う江凱だが
視線は、天耀の後ろにいる藍月のことをじっと見てる
藍月は、江凱の視線に気づかず天耀のことをじっと見てる
それを見て太博は胃がキリキリしてる
天耀さまには敵わない・・・
そして、藍月と天耀で外を歩こうとすると雨が降り出して・・・
藍月は「傘を取ってきます」と天耀から離れる
傘を取ってきた藍月は雨に濡れてびしょぬれ状態で!
そんな藍月を見て、天耀は自分の差した傘の中に藍月の肩をひきよせ一緒に入ろうとする
天耀の身体を引き離す藍月
「お気遣いはけっこうです。僕は従獣です」と言うのですが、天耀は困ったって顔になって
「お前の心がわからない」と言って、自分が差している傘を藍月に差し出す
雨に濡れる天耀
ずぶぬれになりながら「おまえは亜人を蔑視する人間の嫌悪しているのに、わたしのそういう人間になれと言うのか?」と聞く
藍月が、私のことを信じられず心揺れるのは仕方ない・・・不愉快に腹を立てるのも当たり前だし、そうして欲しい・・・
けれど、おまえだけが濡れるのは、私とおまえが望む世とちぐはぐではないか・・・
天耀の言葉に、心が痛くなる藍月
「ごめんなさい」と謝るのです
天耀は「ふたりとも濡れてしまったね」と笑う
天耀と一緒に傘に入る藍月
天耀さまには敵わない・・・と思う藍月
雨に濡れてるのに、心には温かい気持ちが広がる
藍月は、この気持ちは、男とか女とか関係ない気持ちだ・・・と言い聞かせるんだけど・・・
自分のしっぱが左右にブンブン揺れてるのに気づく!
ゲッて顔をしてしっぱをつかむ藍月
太博に女とバレていた!
天耀と別れた後、しっぽを持ったままうずくまる藍月
ふたりが一緒の傘で帰ってくるのが見えた太博は、うずくまる藍月の傍にきて「おまえは弟の蘇月の仇を取りたいんだろう・・・蘇月がどんなふうに死んだのか教えてやる」と言う
藍月はドキッとした顔になる
蘇月は、四肢を切り落とされ見世物みたいに吊るされ見世物のように殺されたんだ・・・という太博
この皇宮には、そんなむごい仕打ちはするものが潜んでる
亜人ひとりの命などなんとも思っていないのが皇族だという太博
そして、早く仇を取って、この皇宮から立ち去るように言う
蘇月の無残な死に方を聞いた藍月の目には涙があふれてる
それを見た太博は、弟を殺されたと聞いて皇宮にやってきた幼かった藍月の姿を思い出す
あの時、自分が幼い藍月に手を差し伸べていたら?
今頃、おまえにこんな目をさせなかっただろうに・・・と後悔でいっぱいになる太博
だけど、これは、自分が背負った因果なのだと自分を責めながら
藍月に「おまえの想いは私が憐れんでやる・・・泣くな・・・蘇月の姉・藍月」と言うのです
もちねこ
太博の役目はつらいな~・・・
太博が、自ら憎まれ役になっているのがわかって、胸が痛いです
藍月は蘇月の無残な死に方を聞いて、最初の憎しみだらけの姿に戻るのか気になりますね・・・
どっちにしても痛々しいです・・・