この記事では「椿町ロンリープラネット」13巻に収録予定の連載を追いかけています
12巻が電子配信中です
椿町ロンリープラネット 12 (マーガレットコミックスDIGITAL)[Kindle版]
目次
「椿町ロンリープラネット 第70話」(ネタバレ有)
「同じ年デート」ってどんな感じ?
「同じ年デートする?」
暁からの提案に「同じ年デートって何するんですか?」と聞いちゃうふみちゃん
暁先生が「手始めに敬語をやめてみるか?」と言います
ふみちゃん「むりむりむり!」とあわわ状態
暁先生は「自分の父親には普通に話していただろ」
ふみちゃんからしたらお父さんは身内・・・それと一緒にされても・・・・
そしたら、暁先生は「そうか・・・俺はまだそのレベルまで達していないわけだ」
この暁先生の言葉にふみちゃん「うっ・・・」
こうして、ふみちゃんは、がんばって敬語を封印して先生と会話をしようとします
ジェットコースターに乗ったのを皮切りに、遊園地の楽しさに目覚めたふみちゃん
あれやこれや。いろんな乗り物に暁先生を引っ張り回しちゃいます
「すっごい楽しい」って笑うふみちゃんに満足げな先生
「オレも」とふみちゃんの手を握ってくれます
気を許したら敬語がでちゃうけど、そのうち、ふみちゃんも「同級生デート」を堪能しだします
先生のことを「暁さん」と呼ぶふみちゃん
おそろいのサングラスを買って歩いていると「この人がワタシの恋人なんです」って言っているみたいな気恥ずかしさとうれしさで胸がいっぱいになる
そして、遊園地の中にある「お絵かき教室」へと入るふたり
先生は嫌がるんですけど、ふみちゃんががっかりする姿に一緒に入ってくれます
そして・・・・
「お手本通りに絵を書いてみよー」とお姉さんに言われて書いた絵が・・・・
暁先生の絵がこの上なくドヘタで!!!
ふみちゃん・・・その絵を見て・・・ちょっと驚く・・・・
暁先生はふみちゃんの微妙な反応に絵を奪い返し、そっぽを向いて、すねたみたいに「絵は苦手なんだよ。昔から」と言う
ふみちゃんはその暁先生の横顔に高校生の暁先生の姿を見た気持ちになります
ふみ「今日の先生は子供っぽくて ちょっとかっこ悪くて 最高にかわいい」
そして・・・・
例の観覧車のキスジンクスにトライするため観覧車へと向かうふたり
先生は、待っている間に飲み物を買ってくるとふみちゃんの側を離れます
ひとりで列に並ぶことになったふみちゃん
先生にはジンクスのことは話していないふみちゃんは、「どうやってキスに持ち込むか・・・」と考える
すると、ふみちゃんの肩を叩く人が・・・
誰?と振り返ると、暁先生の元カノがいて・・・・
もちねこ
暁先生がすっごくいいです
いつも余裕のある大人の先生もいいですけど、こうやって拗ねる姿もこれまたいい!!
暁先生が、ふみちゃんを見て、「かわいい」とか言っちゃう姿が見れます
元カノは絶対に再登場すると思っていたけど・・・やっぱり出てきたか!!
元カノがこれまたきれいな大人っぽい女性なんですよね!
次回の展開がどうなるのか?楽しみに待ちたいと思います
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「椿町ロンリープラネット」第71話
元カノからの嫌な言葉に不快になるふみちゃん
「誕生日の夜7時7分に観覧車の中でキスをすると、その2人は未来永劫幸せでいられるというジンクス」を叶えるため、観覧車の列にひとり並ぶふみに声をかけてきた暁先生の元カノ
人懐こそうに「乗るまで一緒にいていいですか?」と聞いてくる
連れが帰りひとりになったけど、この観覧車に乗りたくて・・・と説明する元カノ
ふみは、待っている間だけなら・・・と、元カノと一緒の列に並ぶ
元カノは「暁の今の好みは清楚系なんだ・・・」「でも、学生と社会人じゃ共通の話題なさそうだね」「暁は読書家でしょ?」と、今カノのあなたより、元カノのわたしの方が、暁のことをよく知っているアピールをしてくる
「わたしと付き合っていた頃は、冷たかったけど、それが今では、彼女と遊園地だもんね」
「人って年をとると丸くなるんだって思った」
「私も、今の温厚な暁と出会っていたら、別れずに済んだのかなー・・・」と未練もたらたらの元カノ
それを聞いているふみは、不快でたまらない
ふみ「先生は不器用だけど誠実で愛情深くて・・・それをうまく伝える方法がわからなかっただけです」
この元カノのように、先生を冷たい人間扱いした人たちのせいで先生がどんなに苦しんだか・・・・と胸を痛くさせるふみ
元カノは「急にどうしたの?気に触ったらごめんね」と謝ります
ジンクスよりも暁先生の言葉がうれしい!
おやつと飲み物をかかえ、ふみのもとに戻ってくる先生
元カノは、観覧車に一緒に乗りたいと言い出す
ジンクスのために観覧車に乗るつもりだったふみちゃんは心の中で、焦る
だけど暁先生は、「好きにしろ」と元カノに言うのです
心底、がっかりするふみちゃん
だけど・・・
元カノが観覧車に乗り込み、続けて、ふみちゃんが乗り込もうとすると、暁先生はふみちゃんの腕を思い切りひっぱるのです
暁「悪いな。俺は冷たい人間だから、ふみ以外、全員どうでもいいんだ」
暁先生は、さっきの元カノの会話を聞いていたんですね
元カノだけが乗せた観覧車は動き出し、それを眺めるふみちゃんと暁先生
暁先生は、「どうする?」とふみちゃんに聞く
ふみちゃんは、ちょっとぼーぜん・・・
時間も7時7分を回ってしまい、ジンクスなんてどうでもよくなります
でも、「ふみ以外、全員どうでもいいんだ」というジンクス以上のすてきな言葉を暁先生からもらったし、ふみちゃんは幸せでいっぱいになるんです
「マーガレット 2018年24号」電子配信中です
「椿町ロンリープラネット」第72話
マーガレット1号(2019)に掲載されています
暁先生の実家へ行くことになるふみちゃん!
もちねこ
そうか!ふみちゃん!18歳になったんだなーって思いました。
暁先生との仲も、もう少し進展する展開を期待しちゃいます
季節は夏っぽいです
ふみちゃん、半袖セーラーを着て、汗をかきながら暁先生の家へと来ました
暁先生が郵便物を放置しているのを見て、先生にそれを渡します
一緒に、自分が持っていた封筒も無造作に置いちゃったふみちゃん
先生はふみちゃんが持っていた封筒に目をやり、それを手に取る
それは、大学のパンフレットで・・・
ふみちゃん、先生と一緒に暮らしている間に、「先生にもっと栄養のあるものを食べてほしい」って気持ちが大きくなったようで、志望大学の専攻も「食物栄養学科」に行きたいと思っているみたい
ふみちゃんの話を聞いて「おまえらしくていいと思う」と言ってくれる暁先生
そして・・・家に届いていた郵便物に目を通す先生
それは、暁先生の義母からの手紙で、義父の荷物を処分するから必要なものがあれば取りに来いという内容でした
物に執着しない暁先生は、手紙を雑作に扱い、「行くつもりはない」様子
ふみちゃんは、「一応、形見ですし・・・本とか・・・」と心配します
行く気にならない暁先生を、行く気にさせるため、自分も形見分けを手伝うと言いだしたふみちゃん
笑わない暁先生の義母さん。ビビるふみちゃん
突如湧いた、彼氏の実家訪問・・・・
洋ちゃんに、どんな服で行くか?聞きにいく
彼氏のお母さんに気に入られたいという気持ちでいっぱいのふみちゃん
洋ちゃんと「あーだ。こーだ。」と言って選んだ服は・・・
フレアスカートのスーツ
実家へ行く当日、ふみちゃんのその格好を見て「変だ」という暁先生
でも、着替える時間がめんどくさいって感じで、ふみちゃんを着替えさせることなく実家へと連れて行くのです
そして・・・
いざ・・・・
ふみちゃんは、暁先生の義母さんに対面するのですが・・・・
義母は久しぶりに帰ってきた息子にニコリともしない
暁先生は義母に「知り合いを連れて行く」と言っていたようで、義母は、ふみちゃんを見て「この子が知り合いの子?」という
愛想のない暁先生の義母は、「その格好で掃除する気?」と、ちょっと冷たくて、ふみちゃんはかなりビビっちゃっています
もちねこ
そりゃねー・・・彼氏のお母さんに初対面ならば・・・少しでも気に入られたくてちょっと背伸びしちゃいますよね?
でも、今回は、それが裏目に出てしまったようです
暁先生の義母さんは、ニコリともしない感じ
冷たいって感じはないけれど・・・冷めている感じがします
あれ?
暁先生もはじめてふみちゃんに会ったとき、冷めた感じがありましたよね?
もしかして、似たもの親子なのかな?
「椿町ロンリープラネット」第73話
マーガレット2号(2019)に掲載されています
なかなか手厳しい暁先生のお母さん
「何なのそのみっともない恰好は」
「もともと悪い人相を自分で余計悪く見せてどうするの」
暁先生のお母さんはなかなか手厳しい方のようです
ふみちゃんは負けじと持ってきた手土産を渡す
暁先生のお母さんは「水無月ね」といい受け取りますが、「一人暮らしの老人には少し量が多いわね」と言い残す
お母さんがなにか嫌味なことを言うたびに「この人が、先生のお母さん・・・・」とショックを受けるふみちゃん
そして・・・
暁先生と一緒に亡くなった父親の書斎を整理することになるふみちゃん
暁先生は「もともと母は俺のことを引き取るのも反対していた」といい、ふみちゃんに母親のいうことは気にしないように言ってくれる
ふみちゃんは、なぜ、お母さんが暁先生にそんなことを言ったのか不思議に思います
もちねこ
暁先生とお母さんの歯車がちょっとかみあっていないだけ?
ふみちゃんがいい匂いに誘われて台所に行くと
そこには大きな鍋にカレーを炊く暁先生のお母さんの姿があります
一人分には見えない大きな鍋に炊かれたカレー
それを見たふみちゃんは、カレーを呼ばれることにするのです
暁先生も一緒にテーブルにつくことに・・・
ふみちゃんが夕飯を食べていくと言い出して「これは一体どういうことだ?」と不機嫌な顔の暁先生
ふみちゃんは「だって、せっかく作ってくれたんですよ!」と暁先生も一緒にテーブルに座らせます
出てきたカレーは、牛すじカレーで・・・
「とってもおいしいです!」と食べるふみちゃん
暁先生のお母さんは「そう・・・よかったわ・・・この子、これだけはおかわりしてくれたから」と言うのです
暁先生母「ほかは何を作っても美味しいもなにも言わなかったけど」
暁「そうだっけ」
ふみちゃんは、暁先生が、子供のころ、風邪をひいた時に作ってくれたきつねうどんも好きなことを話します
お母さんは「そんなこと言われなきゃ覚えていませんよ」という
牛すじカレーは前の日から仕込まないと作れないと知っているふみちゃんは、暁先生とお母さんの歯車がうまくかみあっていないように思います
ふみちゃんは、暁先生のお母さんに「今晩、泊ってもいいですか?」と聞くのです
「椿町ロンリープラネット」第74話
「マーガレット3号&4号合併号(2019)」に掲載です
お母さんの診察券を見つけた暁先生
いきなり「泊る」と言い出したふみちゃんに怒り顔の暁先生
ふみちゃんは、「先生は以前からお母さんには好かれていないと言っていましたが、もし、本当に嫌っているのであれば、あんな手のかかる料理を作って待っているでしょうか?」と言います
暁先生か家から出て行った後もきれいに整頓してある部屋
ふみちゃん「お母さんは、本当は先生のこと大切に思っているんじゃないでしょうか?」
暁先生もふみちゃんの言葉に思い当たるふしがある様子でちょっと困惑している
ふみちゃんは先生のお母さんが本当はどう思っているのか知りたいと思うのです
客室に布団を敷くふみちゃん
となりの部屋に続く襖が開いていてそこを覗いちゃいます
するとそこには暁先生のお母さんの姿があり、ふみちゃんが手土産に持ってきた「水無月」を食べようとしていて
思わず「水無月」と声に出してしまうふみちゃん
お母さんは「人の部屋を勝手にのぞくのはやめてもらえる?」と冷たく言います
「あなたもひとつ呼ばれたら?」とやさしい一言をかけたかと思うと、「一人では食べきれないから」と嫌味も忘れない
ふみちゃんには、お母さんが優しいのか厳しいのかさっぱりわからない
そこに入ってきたのが暁先生
暁先生はリビングテーブルにあった病院の診察券を見て、お母さんのところにやってきました
診察券にある病院の名前は「がんセンター」
暁先生のお母さんは、落ち着いた様子で「今年の二月に健診で引っかかって・・・調べたら肺に影があるって・・・」
暁先生のお母さんは、「高齢なので治療は受けない。」と言います
「もし・・・おれがこれを見つけていなかったらこのことは黙っているつもりだったのか?」と聞く暁先生
暁先生のお母さんは「そうね」と答えます
その答えにふみちゃんが「先生は唯一の家族じゃないですか・・・」と言う
暁先生のお母さんは「今更、誰の世話にもならないわ・・・」と答えます
暁先生は、怒りで「俺を他人としか思ってないんだろ。俺のことが嫌いならはっきりそう言えばいいだろう。なんでわざわざ手紙をよこした!」と怒鳴る
ふみちゃんは暁先生に「たぶん・・・おかあさんは、一目、先生に会いたかったんじゃないでしょうか?」という
ふみちゃんの言葉に暁先生のお母さんも気持ちが揺れ動いたようで・・・
涙を流し「今までずっとごめんね・・・ただ一言いいたかった」と言うのですが・・・
「椿町ロンリープラネット」第75話
「マーガレット 2019年5号(2019)」に掲載です
お母さんからの謝罪
暁先生のお母さんは「ずっと謝りたかった」といって昔話をしだします
40歳の時に結婚したお母さん
お互い年だから子供は作らず二人で生きていこう・・・と言っていたのに、ある日、だんなさんである暁先生のお父さんが「養子を迎えたい」と言い出した
でも、お母さんは愛情表現を表に出すのが苦手な人みたいで、子供を育てる自信なんてなかったみたい
やってきた暁は無表情でお母さんになつく様子はなく・・・
さらに、学校からは上級生からいじめを受けていると呼び出されたりして・・・
しかし、いくら問いただそうとしても暁はなにもしゃべらない
自分にはなつかない暁
でも、お父さんとはとてもうれしそうに喋っていて・・・
お母さんの中で「どうしてこの子を引き取ったんだろう・・・」という気持ちが膨らみだします
そんな中・・・
暁が学校で例の上級生に数針縫う怪我をさせる喧嘩騒ぎを起こしてしまう
相手のお母さんに頭を下げて謝るお母さん
なのに暁は「ごめんなさい」の一言を言わない
その暁の強情さにお母さんの怒りはピーク!!
お父さんに向かって「私は養子なんて反対だったのよ!しかもあんなよその子なんて!!」と怒りをぶつける
もちねこ
お母さんの持つ苦しさがわかったお父さんは「君の気持ちに気づいてやれなくてすまなかった」と言います
そして、「せっかく縁があって家族になったんだ。僕たちは暁の味方でいてあげよう」というのです
しかし、お母さんの気持ちは収まりませんが・・・
でも、ある日、暁が熱で倒れたとき、咳き込む暁を見て、お父さんが言っていた「僕たちは暁の味方でいてあげよう」という言葉を思い出します
咳き込む暁の背中をさすりながら、暁に歩み寄ってみよう・・・と思うのです
しかし・・・その矢先に、だんなさんが倒れてしまう
だんなさんは一時入院で元気に帰宅できるんだけど、その時、お母さんに、「暁を引き取ったのはお母さんに似ていたから」だと伝えます
暁お父さん「似た者同士っていうのは反発しあうけどお互いの気持ちを一番理解できるんだよ。だから君と暁はきっとうまくやれると思うんだ」
暁お父さんの言葉は静かにお母さんの胸に落ちるんですね
そして・・・その半年後・・・お父さんが亡くなる
お葬式がすんで家で茫然としているお母さんに暁がこう言うんです
暁「ごめんなさい。よその子の僕が残って・・・」
暁のその言葉に、以前、暁のことを「よその子」と叫んだ自分の言葉を思い出します
こんな幼い子にこんなことを言わせて自分はなんてひどい母親なんだろう・・・とお母さんはショックを受け・・・
そして、自分にはこの子を愛する資格なんてない・・・と思ったんですね
今なら言える。お母さん、ありがとう
お母さんの話を聞いていたふみちゃんは、力いっぱい「そんなことないです」という
ふみちゃん「暁さんはまだ目の前にいて、こうやって向き合ってるじゃないですか!」
暁先生は、昔、自分に絡んできた上級生の話をします
その上級生はほかのお母さんより年がいっているお母さんのことを「超ババァ」といってなじった
暁は、その言葉が許せず暴力をふるってしまったんですね
他のお母さんの中で口を一文字に引き結んで立っているお母さん
仕事を休んで学校行事にきてくれていたことも知っていた
そんなお母さんは自分の味方なんだと思っていた。と語る暁先生
暁先生は優しい顔で「この気持ちをうまく伝える方法がわからなかった。でも今なら言える。俺は愛されている。ありがとう」というのです
もちねこ
もう・・・涙!涙!の回です
お母さんをなくしているふみちゃんだからこそ、重みのあるセリフだなーって思いました
最後の暁先生の笑顔がとてもやさしくて・・・
長い長いわだかまりが解けてよかったと思える回でした!
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真面目で恋愛初心者のしっかり者の女子高生が、無表情でなにをかんがえているのかわからない小説家と突然の同居!?
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