WEBサイト「コミックタタン」にて人気連載中の「顔に泥を塗る」
インパクトのあるタイトルと表紙もすごいのですが、メイクが巧くなりたいのに上手にできないと悩むヒロインが、モラハラカレシと向き合うことで成長していこうとする姿にドキドキする作品です
あらすじ紹介
同棲中の彼氏・ハルにそう言われ続け、25歳になってもメイク初心者の美紅。 メイクの腕は全然上達しないけど、このまま彼と結婚して仕事を辞めるなら、 それもそれでいいのかも…と思っていた矢先、美紅の前にメイク好きの男の子が現れる。 綺麗に施されたメイクに感激した美紅だったが、ハルの反応は信じ難いものでーー? メイクで自分の人生を取り戻す、人生再起ストーリー!
ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします
「顔に泥を塗る」第2話
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美紅には清楚でいてほしい!
朝、憂鬱な気持ちで目覚める美紅
はるくんが怒ってる・・・と、緊張しながらリビングに行くと、そこには笑顔でコーヒーを淹れているいつものはるくんがいた
「はるくん・・・怒ってない?」とドキドキしている美紅に、はるくんが「昨日はごめんね」と謝ってくる
美紅は「いつのもはるくん?」と思い、改めて、初対面の男の子とご飯に行ったことを謝ります
はるくんは、男の子と食事に行ったことについては「美紅のことを信頼しているから大丈夫だよ」と言ってくれて、「よかった・・・はるくん、怒ってない」とホッとする美紅
だけど、はるくんは「昨日のあの派手な化粧はなに?」とまたもや機嫌が悪い態度
ホッとしたのもつかの間・・・美紅の心は再び緊張します
「仕事でもメイクは必要だし・・・その勉強のために・・・」と説明する美紅
するとはるくんは「化粧の仕方を強制するって・・・パワハラだよね?ブラックだよ」と言って!
「あんな露骨に加工しているって感じの厚化粧・・・美紅らしくないよ」
美玖自身は、昨日のメイクは似合っていたと思ってて・・・
だから、つい・・・「そうかな~・・・?」と納得ができないって返事をする
美紅の返事にコメカミを微かに震わすはるくん
でも、美紅に「美紅のそんなパワハラをされてつらいよね・・・俺、結婚のことも考えているから・・・」と甘い言葉を囁く
「結婚」の二文字に浮かれる美紅
「うれしい!ちゃんと将来のことを考えていてくれたんだ!」
はるくんは、美紅が買った赤い口紅を差しだして「だから、これ捨てて」という
美紅は「え?!」と驚く
はるくんは「俺、この口紅を見ると、美紅が変わってしまうんじゃないかって怖いんだ・・・だから、これからも清楚な美紅でいるって約束してほしい」という
「清楚な私」という言葉にショックを受ける美紅
(それって・・・メイクした私は汚い女だってこと?)
不満が心に広がるが、「美紅のために」と話すはるくんを見ていると、「はるくんは私のことを思って言ってくれているんだ」と気持ちがをすり替わっていく
はるくんから真っ赤な口紅を受け取って、捨てる約束をする美紅
イヴとの再会!
その日・・・仕事に行くと、再び先輩の渡邊さんから、メイクについて厳しく叱られる美紅
帰り道、「この仕事場・・・はるくんが言った通り、ブラックなのかも・・・」と思い出す
街頭を飾っている看板には美しく鮮やかなメイクをした女性の顔が映っている
美紅は、「こういうメイクは、かわいい子がするから映えるんだよね・・・」と思ってて・・・
はるくんが言った「露骨に加工している厚化粧」という言葉が重く心にのしかかる
コートのポケットには、捨てるように言われたリップが入っていて、「ゴミ箱に捨てよう・・・」とゴミ箱を探し出す美紅
ふと、ショップのウィンドウに映る自分の顔が目に入る
そこには、疲れた顔の自分が映っていた
昨日、イヴくんにメイクをしてもらって鏡に映っていた自分は輝いていた・・・でも、あれは「汚い私」なんだ・・・と思う美紅
メイクは泥と同じ・・・ファンデやグリッターを厚く塗りつけて・・・泥を塗っているのと一緒・・・と思う美紅
少なくても、はるくんにはそう見えている・・・・
すると・・・
ショップのウィンドウの向こう側にイヴがいるのに気づく美紅
店の中から出てくるイヴ
イヴは「偶然~!ここバイト先なんだ~」と出てきて、楽しそうに「昨日のメイク!彼氏の反応はどうだった~?」と聞いてくる
本当のことを言えなくて「まあまあだったかな」と誤魔化す美紅
イヴは「まあまあ?昨日のお姉さん!むちゃくちゃかわいかったのに!」と憤慨!
自分の腕が足りないのか?と悩むイヴは、美紅が持っているリップに気づく
「次は、このリップを使ってリベンジしてみる?」
イヴの提案に美紅は「もう、このリップは捨てるの」と答える
正直に、カレシに、もっと清楚でいてほしいって言われたことを話す美紅
イヴは「彼が嫌がるからメイクをやめるの?それとも、お姉さんが嫌だからやめるの?」と聞いてくる
美紅は「え?」と答えることができない
「彼のために自分を犠牲にするのはダメだよ・・・お姉さんの人生はお姉さんだけのものなんだから」というイヴ
その時、美紅のスマホが鳴る
相手ははるくん
昨日、はるくんを怒らせた恐怖が蘇り、美紅は、思わずその場から立ち去ろうとする
けれど、イヴは引き止めて!
もちねこ
はるくんと美紅の会話・・・
はるくんが巧みに美紅の感情を誘導しているのがわかって面白いです
美紅も、心の中に納得できない感情を抱えていたのに、「結婚」の二文字に、気持ちがパッと浮かれちゃってる
でも・・・女の子なら、誰だって、好きな人から「結婚」なんてキーワードが出たら浮かれちゃうよね!
はるくんは、どうして、こんなに美紅がメイクをすることを嫌がるんでしょう?
なんか理由があるのか?気になります