「アシガール2巻」森本 梢子【コミックレビュー】

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もちねこ

こんにちは!もちねこだよ。今日も、コミレポを見てくれてありがとう。昨日に引き続き、「アシガール」のコミックレビューが続いています。本日は2巻のレビューです

戦国時代にタイムスリップしちゃって、イケメン若様の忠清に恋しちゃった唯の運命はいかに!?

2巻からは、忠清にもスポットが当たって、急速に面白くなっていくんですよ!!

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この記事にはネタバレが含まれます。閲覧の際にはご注意ください

「アシガール 2巻」の見どころ

唯!小荷駄隊として戦に参戦!

イケメン若様忠清に恋をし、足軽として彼を守るため戦国時代に再び来た唯。

しかし、唯のその情熱の行く手を拒むのは、唯は戦に呼ばれていないという事実!!

どうやら、この時代、回状というもので呼ばれた者だけが戦に駆り出されるようで・・・唯には、その回状が届いてないのね。

お城に行けば、簡単に戦に行けると思っていた唯には、これは大きな誤算!

しかし、恋するオトメはそんなことではめげない!

見た目、どうやら、権力を持っているらしいじいさん(天野様)を捕まえ、戦に参加したいと談判します。

若様を守りたい!という唯の心がけに「あっぱれ!」と、唯を小荷駄隊(じにだたい)に入れてくれます。

もちねこ

小荷駄隊とは、戦争のために必要な兵粮や弾薬を運ぶための最も底辺の足軽だよ

しかし、一番後ろの隊の一番うしろを付いていくから、愛しの若様を見ることも叶わず、がっかりする唯。

そして、先方の方で、戦が始まる音がすると、唯は背負っている鍋を放り出し、戦をしている前方まで一気に走り抜きます!

んで、前線にたどり着くんだけど、そこには、矢が刺さり血を流す兵隊たちの姿が・・・

これに驚き腰を抜かす唯。

ここでようやく、戦に出るって意味が唯は理解するんですね。

もちねこ

若様LOVEで、若様を守ることしか頭になかった唯は、戦に参加するって意味を全くわかってなかったんですね。ほんと、このヒロイン・・・ノーテンキすぎ。笑

唯、女装(?)して、若様の寝室に入る

唯が気を失っている間に、戦に勝ち、夜、宴で賑わう忠清の軍

遊女を呼んで、みんなごきげんなんだけど、唯は、それどころじゃない。

戦に出ることの恐ろしさを初めて理解し、若様にも二度と会えないのかな?と、月を見上げながら悲しくなるんです。

そんな唯に声をかけてきたのが、猿楽一座の娘“あやめ”

あやめから、今宵、若様も領主の娘としっとり楽しんでいるということを聞いた唯は、目をむき出しで真っ青になります。

そして、後先考えず、閨(ねや)に押し入ろうとするんですね!!唯のその様子に、あやめは唯が女の子だと気づきます。

若様に会いたい一心で男の子として足軽になり戦に参加したという唯の話に、唯を気に入り、若様の今宵の相手を邪魔する手助けをしてくれることになります。

そして、足軽の格好をした唯に着物を着せ、かつらを着け、かわいい女の子に変身させてくれるのです。

唯は、今宵の若様の相手の鎌ケ江の娘に一撃を食らわし、無事、若様の寝室へと入り込むのです!!

もちねこ

唯!!よく、がんばったー!!戦に行って凹んでいたのに、この、思い切りの良さ!!どこまでも前向きで、ほんと、幸せな子だよねー

若様は顔だけでなく、性格もイケメンなナイスガイだった!

いよいよ、若様と対面できた唯!

戦の後で、どうも元気がない若様に「若様はなんだか悲しそうですね」と声をかけます。

唯に背中を向けていた忠清が、その唯の言葉にはじめて振り向きます。

「戦とは虚しいもの。」「でも勝たねばならぬ」と語る若様に、唯は「人はあんなふうに殺し合っちゃいかんですよ」と声をかけます。

その唯の言葉に、今度は、はっきり、唯を凝視する忠清

若様に見つめられ、緊張する唯の鼻を伸ばした間抜けな顔が、むっちゃ面白い!

この後、唯は、美人とは呼べない、へんてこな表情を、ひたすら若様の前で晒します。

でも、若様は、その唯のへんてこな顔を見るたび、大笑いしてくれるんですね。

その若様の姿を見て、一層、「若様を守りたい!」って気持ちを大きくしていくんですね。

そして、本当ならば、一夜を共にせねばならぬのに、あからさまにひいてある布団を見て、ビビる唯

そんな唯を見て、やさしい若様は、「腹が決まったら参れ」と言い、先に眠ってしまいます(←眠ったふりをします)

若様が寝たと思った唯は、寝室を後にして出ていくんですね。

唯!若様を守るため天野様に召し抱えてもらう

「急に怖くなっちゃった」と出てきた唯にチョップをかますあやめ

「せっかく人がお膳立てしてやったのに!」って怒るんですけど、若様の側で、若様を守りたいのであれば、天野様に仕えることが近道であることを教えてくれます。

そして、あやめのアドバイス通り、天野様の元へ行き、足の速さを見込まれて、召し抱えてもらえるのです!

その頃、若様は、昨夜会った娘を気に入ったと、城に呼び寄せるのですが、来たのは、領主の娘で、昨日喋った女の子ではないことに首をかしげています。

唯が城に来ると聞いて、うれしそうな顔をした若様・・・けれど、全くの別人が来てびっくりするんですね。

でも、それでも人違いだと言わず、「ゆっくり安め」と声をかけるんですね。

もちねこ

とにかく、若様がむっちゃかっこいいんです!笑ったときの表情にはキュンってきます!!唯だけじゃなく、読者のハートをがっつり掴んじゃっています

まとめ

2巻で、ようやく対面できた唯と忠清

忠清が、美女より、面白い女の子が好きなようでなによりです。

でも、わかる気がするんですよね・・・唯って、ほんと、ノーテンキでちょっとお馬鹿さんなんだけど、すごく一生懸命で、百面相が面白くて、一緒にいると、ほんと楽しい気持ちにさせてくれる女の子だと思うんですよ。

この後、二回目の出陣がくるのですが、忠清の軍1000に対し、高山軍が3000という、かなり不利な戦いであることを唯が知るんですね。

「若様を守る前に、私が死ぬやん」って思った唯は、夜空を見上げ、今夜が満月であることに気づくのです。

そして、3000の高山軍ごとき、21世紀の力でなんとかします!と、タイムマシンのスイッチを入れるんですね。

ここで次巻につづいています。

試し読みはこちらから

もちねこはこう思うよ

もちねこ

若様が唯をお城に呼んだってことは、唯をヨメにする気だったんだよね。だから、実は、すでに、この2巻の時点で、若様は唯のことをすごく気に入っているんだよね。

でも、別人が城に来るという・・・若様は、昨日自分と話した相手がどこの誰なのかわからないままだという・・・そして、唯も、そこまで若様に気に入られていることを知らないという・・・

ある意味、すれ違いLOVE要素あり?

身元不明人を気に入っちゃった若の気持ちも読んでてドキドキします。その部分もすごく楽しめる作品なんです