WEBサイト「コミックタタン」にて人気連載中の「顔に泥を塗る」
インパクトのあるタイトルと表紙もすごいのですが、メイクが巧くなりたいのに上手にできないと悩むヒロインが、モラハラカレシと向き合うことで成長していこうとする姿にドキドキする作品です
あらすじ紹介
同棲中の彼氏・ハルにそう言われ続け、25歳になってもメイク初心者の美紅。 メイクの腕は全然上達しないけど、このまま彼と結婚して仕事を辞めるなら、 それもそれでいいのかも…と思っていた矢先、美紅の前にメイク好きの男の子が現れる。 綺麗に施されたメイクに感激した美紅だったが、ハルの反応は信じ難いものでーー? メイクで自分の人生を取り戻す、人生再起ストーリー!
ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします
「顔に泥を塗る」第3話
第3話の試し読みはこちらから
リップを預かるイヴ
イヴに引き止められた美紅
イヴは、美紅が捨てようとしている口紅を預かる。と言う
「もし、メイクをしたくなったら、ここにきてよ」というイヴ
美紅はイヴにリップを預けることに・・・
わたしは尽くしたくて尽くしている
後日・・・
布団をベランダに干している美紅
そんな美紅のことを背中から抱きしめて「いつもありがとう~」というはるくん
突然抱きしめられて照れる美紅
はるくんは「口紅も捨ててくれてありがとう・・・美紅は、いつも僕との関係を一番に大事にしてくれる」と言う
嘘をついていることを心苦しく思う美紅
しかし、はるくんが、干している布団を見て「そろそろ買い替える?」と言うと
途端に気持ちが浮上する美紅
新聞の折り込みチラシに入っていた、インテリア雑貨屋さんの布団を見ながら、はるくんと、次はどんなのを買おう?とおしゃべりを楽しむのです
次の休みの日・・・
チラシに入っていたインテリア雑貨屋さんに来ている美紅
はるくんは「今度の休みに一緒に買いに行こう」って言ってくれたけど、はるくんの貴重なお休みの日を、布団を買うなんて用事でつぶしたくないよ・・・と思ってる
そうはいっても、美紅自身も、今日は、貴重な休みの日・・・
イヴの「彼のために、自分を犠牲にするのはダメだよ」という言葉が、一瞬、頭によぎるが
「これは、わたしがやりたくてやっていること!私は好きな人に尽くしたい!」と思うのです
帰ってきたはるくんをうれしそうな顔で出迎える美紅
買ってきたふとんをうれしそうにはるくんに見せる
はるくんは「すごいね!手で持ち帰ってきたの?」とうれしそう!
そして「美紅なら、今日あたり、買ってきそうだなって思ってたんだ」と言う
そのはるくんの言葉に、一瞬、違和感を感じる美紅
さらに!
クリーニングを受け取っていたこと。送る荷物を出しておいてくれたことのお礼も言われる美紅
「美紅が家にいると、ほんと助かるよ・・・これからもよろしくね」と言うはるくん
美紅の違和感はさらに膨らんで!
わたしの期待通りに、はるくんが喜んでくれているのに?
モヤモヤするのはなぜ?と自分に問う美紅
はるくんは褒めてくれる・・・
わたしは好きだから尽くしている
でも・・・これって・・・はるくんの忠実な犬みたい?
美紅の頭の中に、上から目線で褒美を手にして、首輪の引き紐をつかむはるくんの姿がよぎる
もちねこ
無自覚に相手を都合のいいように使う人と、無自覚に使われちゃう人っていますよね
使っている方は、悪気がないって場合も多いのですが
はるくんの場合は、計算が入っているからタチが悪い?
お礼をいってくれるだけマシなのでは?と思ったのだけど
お礼を言うのも計算のうちだと思うと、ちょっといい気がしません
美紅の心に広がる不快感・・・
自分のことを忠犬みたいって思うシーンは、なかなかいい例えだなって思いました