人間関係に疲れている人に読んでほしい「町田くんの世界」安藤 ゆき

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もちねこ

お友達から、ぜひ読んで!とずっと言われていた「町田くんの世界」。ちょっと前に大人買いをしたんだけど、読まずにずっと眠らせていたんだよね・・・そして、昨日、なにげに読んだら、もう!!ショーゲキ的に面白くて!!
ラブ要素が少なそう・・・と読まずにいてごめんなさい・・・と、全世界に謝りたい気持ちになったよ。(ラブ要素ありました!)

ナチュラルに“人たらし”の性格をしている町田くん。町田くんの目に移る世界は、美しく愛に満ちている。

そんな町田くんの目から見る世界を描いたこの作品を読めば、誰だって「この世は美しい」って思えるはず・・・

「町田くんの世界」のここが面白い

町田くんはかっこいいヒーローじゃないけれど

高校生の町田くんは、勉強はそれほど得意じゃありません。

町田くんは、大変、不器用で、運動も得意じゃありません。

見た目がかっこいいわけでもなく、気の利いた褒め言葉を言うわけでもなく、なにか人より抜きん出て目立つ得意技もありません。

でも、たくさんの人に愛されています。

なぜなら、町田くんが、人を愛しているからなんです。

1巻で出て来る猪原さんは、美人なタイプの同級生女子なんだけど、授業はサボりがちで、人と関わるのが嫌いだと言い放ちクラスの中では浮いた存在です。

町田くんは、彼女に説教するわけでもなく、ただ、側にいて「心配だよ」と言ってあげるんです。

でも、猪原さんは、中学生時代にいじめを受けた経験から、町田くんに心を開ききれません。人を嫌うことで自分を保ってきた猪原さんにとって、他人を受け入れることで変わる世界を受け入れるのが怖いんです。

猪原さんは町田くんに冷たい態度を取ります。

「前、かまってって言ったの、嘘だから」

「行かない。バイバイ」

それでも、町田くんは、猪原さんの持つ不安の本質が何なのか考えます。

「人と仲良くなるのが怖い?」って聞いてくれる町田くん

「人と仲良くなるのが怖いんじゃなくて、自分がわからなくなりそうで怖い」という猪原さんに、微笑みながら「ゆっくりいこうよ」って声をかけてくれるんです。

「一緒にがんばろう」ではなく「ゆっくりいこうよ」

その言葉が、ほんと町田くんの人を思うやさしさを表しているんですよね。

あと、町田くんは、冷たい言葉の裏にあるさびしい本音をキャッチするのがすごくうまいんです。

そんな町田くんに癒やされる人が、続出!!

町田くんは、みんなに愛され、そして、町田くんもみんなを愛している。読んでいると、心がほっこりします。

かっこいいヒーローは登場しないけど、等身大でこういう彼氏がいたら、わたし幸せになれるって思わせてくれる男の子なんです。

ラブ要素もあり

この作品を、なかなか読まずにいた理由のひとつに、ラブ要素がないマンガだと勘違いしていたからなんですが・・・

ラブ要素ありました!

1巻で出てきて、町田くんと一緒にいることで自分の世界を広げていっている猪原さんが、只今、町田くんに絶賛片思い中です。

でも、他人のことには一生懸命なのに、自分のことには鈍感な町田くんは、猪原さんの気持ちに気づかず、何度か猪原さんを泣かせちゃっています。

でも、町田くんは、ちゃんと猪原さんと向き合って、仲直りするんですね。

町田くんの嘘偽りのない言葉は、猪原さんの傷ついたハートをやさしくふんわり包むんです。

もう!!読んでて、すっごくキューーーンってきます。

町田くんには、まだ恋がわからない。

でも、いつか猪原さんに抱く「愛しい」って感情が“恋”なのだと気づけばいいなって思います。

人間関係に疲れている人におすすめしたい

町田くんに関わる人は、みんな町田くんを好きになります。

猪原さんのライバルには派手なイケメン氷室くんもいて、氷室くんと町田くんの取り合わせもなかなか笑わせてくれます。

寂しい人、怒りでいっぱいの人、上手に自分の気持ちを伝える方法を知らない人・・・

たくさんの不器用な人たちと関わっていき、町田くんが癒していくお話の数々は、人間関係に疲れた人の心を癒やすこと間違いなしだと思います。

ほんと、町田くんから見たこの世界は美しい。

この世には、本質からの悪人はいないのだと思えるすばらしいコミックです。

この作品に興味を持った方は、下のボタンリンクより試し読みができるよ。

もちねこ

人からおすすめしてもらった作品は、素直に読むものだと思った!もっと、早く読んでればよかったです。丁度、今、職場で大きな失敗やらかしちゃって、「わたしなんか・・・」って、凹んでいた時だったので、一層、町田くんのやさしさが心に染みたのかもしれない・・・。よし!明日もがんばるぞ!って気持ちになれました。