「ライアー✕ライアー 10巻」金田一蓮十郎【コミックレビュー】

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もちねこ

 今日も、「コミレポ」を覗いてくれてありがとうございます!今日は「ライアー✕ライアー」の最終巻となる10巻が発売されたのでそのレビュー記事だよ

「ライアー✕ライアー」は、2015年、第39回講談社漫画賞・少女部門にノミネートされたコミックスなんだけど、それも納得の面白さなんです。

ちょっとした嘘から、弟と自分と女子高生のふりをした自分と三角関係になっちゃうという、ちょっと奇妙でコミカルで時にほろりとくる恋愛コミックです。

今までのふりかえりの後に、10巻の感想レビューを書くよ!!

今までのふりかえり

もちねこ女子高生の格好をして街を歩いてたら、女たらしの自分の弟に姉によく似た女の子と間違われナンパをされつきあう羽目になってしまった大学生の湊。最初は、女たらしの弟をギャフンと言わせるつもりでつきあったのに、姉である自分には見せない一面を見せられて、逆に弟に恋をしてしまう。実は、弟の透は、両親の再婚でできた弟だったんだよね。

大好きな姉は一生手に入らないと、姉によく似た女の子(いや、姉本人だけど)に夢中になっていく透を見てて、湊は良心の呵責に耐えたり、ウソをついて離れたりと常に裏工作でいろいろ大変!!

でも、様々な危機を数々乗り越え、無事、弟の透とつきあえることになるんだよね。

9巻では、ついに母親に、つきあっていますってカミングアウトをしちゃうんだけど? 

attention
この記事にはネタバレが含まれます。閲覧の際にはご注意ください

「ライアー✕ライアー 10巻」の見どころ

母親にカミングアウトして?それから、どうなったの?

血のつながりがないとはいえ、小学生から兄弟としてひとつ屋根の下で暮らしてきた湊と透。

実はわたしたちつきあっています宣言をしたら、反対するに違いない・・・と、母親の反応を見てたんだけど、あまりに衝撃の告白に、母親フリーズ・・・

その様子を見て、慌てて「嘘だよ。冗談だよ」と言う湊。

「お父さんになんて言おうかといろいろ考えて・・・どうしようかと思っちゃったじゃないの」と安堵する母親の姿を見て、やっぱり、受け止められるもんじゃないんだ・・・と悲しくなる湊

その夜、父親も帰って来て、家族4人で賑やかに食卓を囲んでいると・・・

お母さんが「(夜ご飯を)二人で仲良く作っていたの。もうふたりとも大きいからなかよし夫婦みたいで~」とうれしそうに話すんですよね。

それを聞いたお父さんが「まあ血が繋がってないんだから、それもアリだな」って言っちゃう。

その父親の一言に、希望を見出す湊。しかし、お父さんがそうでも、お母さんがな・・・と、母親に目をやると、「あらやだ。そういえばあんたたち血が繋がってなかったわね・・・」という顔をしている・・・

どうやら、お母さんは、透のことを自分がお腹を痛めて産んだ子だと思っていたらしい・・・

そして、さっきとは打って変わり「いっそあんたたち 結婚しちゃったらいいんだわ」と軽く言ってくるんですよね~

そのお母さんの一言に、「今すぐは無理でも、いつかきちんとカミングアウトできると・・・」って湊が思うんですが、透が「実は、俺たち本当に付き合ってる」とカミングアウトしちゃう

ぎょえーって汗ダラで「それ言っちゃう!」ってなっちゃう湊なんだけど、お父さんもお母さんも、ちゃんと受け入れてくれました。

「わたしたちは2人が幸せならいいのよ」という両親からの思いやり深い言葉に思わず涙しちゃう湊。

トントン拍子に話は進んでいき・・・

湊は、23歳で結婚しました!!

もちねこ

うわー!!湊!おめでとう!!ってなったよー!!大円満な結婚式で素敵だよー!!透もほんと大好きな湊と結婚できてよかったね!!

んで、この後に、なかなか初夜が訪れず・・・って流れがあるんですけど、まあ、ほんと、透は湊が大好きなんだなーって思えるのろけ話でした・・・

大好きすぎて、幸せMAXすぎて、手を出さないだなんて、ほんと、透の弟気質は最後までかわいかった。

そして、もちろん無事に初夜を迎えております。

番外編3編収録

68話と69話の間に、番外編が3編挟まれています。

脇を固めたキャラクターたちが主人公の番外編です。

  • 番外編1:塚口兄弟の場合
  • 番外編2:ナカさんと周先輩の場合
  • 番外編3:烏丸真士の場合

烏丸くんの「もしも」のお話は、とても気持ちがわかる気がしました。「もしもあの時こうしていれば、湊は自分とつきあったかもしれない・・・」って、後悔に思いを馳せているんですけど、最後は、ちゃんと前向きになるよってお話・・・

希望があるラストが、すごく好きです

ふたりの子供のときの出会いのお話もよかった

番外編の後に、69話がきて、そして、最終話へと繋がります。

お友達たちが、湊と透のサプライズパーティを開いてくれて、新婚旅行で、ふたりが初めてであった動物園に行くという流れですが、とってもよかったです。

ふたりが出会ったときのお話が途中で入るんですけど、ほんと、透は、出会った時から港のことが大好きだったんだねーって思えるキュンてしちゃう内容でした。

「ライアー✕ライアー」伝えたいテーマはこういうことだったんだね

女子高生のコスプレをしてる時に、街で弟と出会い、女子高生のコスプレをしていると言い出せず、他人のふりをしたことから始まったふたりの関係・・・

最初ついた嘘を、貫き通すのに、湊はいくつもの嘘を重ねてきました。

「今度は正直に生きたい!」と宣言する湊に、友達の真樹ちゃんは、「嘘って大事だと思うよ」って言うんですよね

「悪意のある嘘はダメだけど、誰かを思うことでつく嘘があって、みんな誰しも多かれ少なかれ嘘つきだよ」って感じのセリフが 入るんですけど、なるほどなーって思いました。

湊も、透を傷つけまいと一生懸命、いろんなことを偽ってきましたもんね。(それが、からまわっているのが面白かったんだけど!!)

コミカルで面白くて、すごく楽しんだコミックなんですけど、結局テーマはそこだったのかな?って思える10巻でした。

関連【9/26まで】「ライアー✕ライアー 1~3巻」が無料配信中だよ!!

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もちねこはこう思うよ

もちねこ

10巻は、ほんと、幸せいっぱいの巻でした。主人公2人だけでなく、ふたりを取り巻く環境そのものが幸せで満ちている感じで、読後、ほわーんって気持ちに慣れました。
でもでも、ほんと、湊の嘘がバレそうでバレないっていうのが面白かったから、それがもう読めないのは、ほんと残念・・・
ほんと、金田一蓮十郎先生!!素敵な作品をありがとうございました!!って気持ちになったよ