こんにちは!
もっと早くに記事を書きたかったのですが、今頃になってしまいました
ハラハラドキドキの最高潮の盛り上がりの中で終わった2巻!
「こんなところで“待て”なんてできない!!!」と電子で「月刊フラワーズ8月号」をポチした方も多いと思います
すでに、電子で読んだ方も多いかもしれませんが、本日は「マロニエ王国の七人の騎士 」2巻の続きとなる第11話の紹介です
目次
第11話「だから僕は眠らせられない」(ネタバレ有)
2巻は、“眠れない”を連れて行こうとする不思議な力を持つ謎の青年と、「眠れない」を連れて行かせまいとするエリーとの戦いのシーンで“続く”となっています
第11話は、その戦いのシーンからの続きからスタートです
不思議な青年は「バリバラ」の名前を口にする
謎の青年に向かって「俺(※エリーは女の子です)に勝ったら “眠くない”を持っていってもいいぜ」というエリー
謎の青年は「わかりやすくていいね」とエリーの勝負を買います
エリーは、不思議な力を持つ青年は、接近戦に弱いと思っている
しかし、エリーが売った勝負を簡単に買うところを見ると、なにかカレには勝算があると思います
屋根の上で接近戦で戦う中、青年が不思議な力を使うまでに決着をつけようと思うエリー
エリーの豪剣で不思議な青年の刀を折り、さらに、不思議な青年の腹部を強く蹴り上げようとします
蹴り上げられる前に、拳でエリーの蹴りを受け止める不思議な青年
大したダメージもなさそうに「そうか・・・もしかして君が“黒い髪のバリバラ”」とエリーに聞くのです
バリバラの力を取り戻したいという不思議な青年
ここで、マロニエ王国の女将軍の“バリバラ”の名前がでてくることに驚くエリー
不思議な青年は「20年前 寒い国を破壊して多いなる力を手に入れた。次は、この国を破壊しにきたの?」と聞きます
エリーは、不思議な青年が何を言っているのかさっぱりわかりません・・・
だけど、不思議な青年に話を合わせ、自分が“バリバラ”であるかのような反応を返します
不思議な青年は「僕が嫌な思いをしてるのは君のせいだってみんな言ってる」といい
「だから 僕が自由になるために 君の力をどれか一つ取り返すんだ」と言うのです
エリーの頭の中で、昔、武力の国にいたバリバラ様が、なぜ、今はマロニエ王国で将軍しているか?という疑問がよぎります
そして、その“バリバラ様が 寒い国を破壊した”という話しに驚くが・・・
エリーはここで自分の本当の名前を不思議な青年に話し、青年に名前を聞くのです
一瞬、自分の名前がわからない反応をし言いよどむ不思議な青年
そして思い出したかのように「“訪問者”って呼ばれる」と答えます
そして「初めて 誰かに名前を聞かれた・・・」とつぶやくのです
“眠くない”を連れていきたい青年。渡したくないエリー
その時、教会の鐘が鳴り響きます
崩れた建物の下敷きになってしまった“眠くない”を掘り起こしているカステヘルミがその鐘の音に「ヴァルプルガ様が来たのかも・・・」とつぶやく
もちねこ
その前日の夜から聖女であるヴァルプルガ様がくるという言い伝えがあるのです
そして、不思議な青年は、ヴァルプルガ様のもとに“眠くない”を連れて行くと言っていた
鐘の音を聞いた不思議な青年は、エリーに「時間が来た。“夜”(←“眠くない”のこと)をもらっていくよ」と言います
エリーと不思議な青年の戦いは再び接近戦となり、瓦礫の下に埋まった“眠くない”を掘り起こそうとする人々の胸にもいろんな想いが広がる描写が入ります
不思議な青年の力に押され気味のエリー
だけど、エリーの中にも、7人の兄弟と一緒に過ごした思い出がよぎり、「絶対に“眠くない”を渡さない」と気持ちが強く沸いてくるのです
エリー絶体絶命のとき!現れたのは!!
エリーに強い気持ちが沸くと同時に、エリーの剣から炎が舞い上がります
その炎は、不思議な青年に向かい走り出します
炎に包まれそうになる青年
その青年に向かって剣を突き刺そうとするエリー
エリーに「叩き落とす」と言われ、「落ちるのは君だ」と緊迫した空気が流れます
そして、不思議な青年が手をかざすと強い光が周囲を包みます
あまりにまぶしい光に目を開けられないエリー
エリー!!絶対絶命!!!!
しかし、そこで、光の元となる不思議な青年の手のひらを包む両手の描写が・・・
その両手が不思議な青年の手を包むと、一瞬にして周囲は真っ暗になるのです・・・
その両手の主は、“眠くない”
“眠くない”が「僕の領域でこの光はいただけないな」と言います
不思議な青年は“眠くない”に会えてうれしそう!!
“眠くない”に「消えてなくなる前に帰ったほうがいい」と言われる不思議な青年
不思議な青年は、しゅんとしながら「僕は、エリオノーラに・・・」と言います
“眠くない”は「彼女は暗闇でも変わらず強いよ」と言います
そして、「僕は、ずっと目から彼女のものだから」と不思議な青年に言うのです
不思議な青年は、“眠くない”の言葉に「出直してくる」といいその場を去っていきます
気持ちが通じ合ったエリーと“眠くない”!感動のシーン!
緊張の糸がキレたのか、エリーは大粒の涙を流しながら「なんだよ・・・あいつ・・・あっさり引き下がりやがって・・・」と言います
“眠くない”は、エリーに「なぜ?あいつが君の名前を知っているんだ?」と聞きます
エリーはこの場面でそんなことを聞かれるとは思わず荒ぶって「今 そんなどーでもいいこと聞くか?」と問う
でも、“眠くない”にとっては、「どうでもいいこと」ではないようで「僕には耐え難いことだ」というのです
大きな感情を押し殺すような“眠くない”の態度に、自分が“眠くない”がどんなに大事に思われているか気持ちが届いたんでしょうか?
エリーから“眠くない”に口づけをします
驚く“眠くない”
エリーはそんな“眠くない”を抱きしめるのです
最後のページは、眠ってしまった“夜の長い国”の住人の姿で終わっています
次回は8月28日頃発売の「月刊フラワーズ」にて掲載予定です
感想
7人の息子の母親であるマロニエ王国の女将軍「バリバラ様」
とにかく謎の多い女性ですよね
ここで、不思議な青年が“バリバラ様”の名前を出したことにびっくりしますよね
不思議な青年が取り返したかった力って・・・もしかして、バリバラの7人の息子たちの名前や力に関係するものなんでしょうか?
武力の国にいた“バリバラ様”がなぜマロニエ王国で将軍になったのか・・・謎は続いたままです
あと!注目したいのが、エリーと“眠くない”の関係ですよね!
キスのシーンは、ほんとキュンってしました!
ツンデレなエリーが最後まで減らず口を叩いていますが、一応、気持ちは通じ合ったってことでいいのかな?
エリーの戦闘シーンは、むっちゃかっこよかったです
強い女性っていうのも素敵ですね
次回の展開もとても楽しみです
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